1月2日から3日にかけて開催された「第94回箱根駅伝」。今年も熾烈な闘いが繰り広げられ、青山学院大学が4連覇を達成して貫禄を見せつけた。そんな中、ある俳優のツイートが大きな注目を浴びた。昨年、ドラマ「陸王」(TBS系)で、マラソンランナー役を演じた和田正人である。
「和田が箱根駅伝の選手だったことは、有名な話。2000年と02年に日本大学のランナーとして活躍し、4年生の時には主将も務めています」(スポーツ紙記者)
ドラマ「陸王」への出演もその実績を買われてのことだが、そんな彼が今年の箱根駅伝について、Twitterでこうつぶやいた。
「3日に行われた復路で、駒澤大のエース・工藤有生選手がふらつきペースダウンするアクシデントが起きました。和田はその姿を見て《駒澤大7区工藤選手の異変。20年くらい前から、突如として長距離界に蔓延し始めた、片足の力が抜ける例のヤツかもしれない》と、自身の経験を踏まえてこうコメントしたことが話題になりました」(前出・スポーツ紙記者)
他にも、この現象について〈長距離界では“ぬけぬけ病”などと呼ばれている〉とコメントしたり、〈復路エース区間9区がスタート(中略)前半に足を使うと、気温の上がる後半5kmで地獄を見る〉など、臨場感あふれるコメントをやつぎばやにアップ。さらに〈何が起こるか分からない箱根駅伝。選手の皆さん、無事に大手町まで戻ってきてください〉と選手を思いやる言葉まで口にした。
これを読んだファンからは「エース区間の経験談 カッコいい」「和田さんの知識すごい!」など絶賛コメントが殺到し、和田がつぶやいた「工藤選手」が、なんとTwitterのトレンド入りまで果たしたという。
「実際、和田は今年の箱根駅伝に、NHKラジオのゲスト解説者としても出演しています。とにかく知識が豊富で、解説者としての役割を充分こなしていましたよ」(番組関係者)
和田は、昨年11月22日の「いい夫婦の日」にタレントで歌手の吉木りさと結婚。2日に放送された新春ドラマスペシャル「都庁爆破!」(TBS系)にも出演。今年は映画やドラマ以外にマラソン解説者としての道も開け、公私ともに大飛躍の年になるかもしれない。
(窪田史郎)