元東京都知事で作家の石原慎太郎氏によるツイートが波紋を広げている。
8月2日、自身のツイッターを更新し「最近、女装した男のテレビタレントが大流行だが、あれは一体どう言うことなのだろうか。さっぱり訳が分からない。世の中が衰退し、何でもありと狂ってきた証なのだろうか」とツイートしていた石原氏。
以前から過激な言動で知られていた石原氏だが、乙武洋匡氏が「『太陽の季節』が泣いてるよ」と石原氏への皮肉めいた言葉をつぶやくなど、差別的発言に批判の声が寄せられている。
ネットを騒然とさせた石原氏のツイートだが、さらに問題化する可能性を指摘する声も──。
「いかにも石原さんらしい発言ですが、昔のように言いっ放しではすまないかもしれません」と語るのはフリー記者だ。
「石原さんの言う『女装した男のテレビタレント』とは、どう考えてもマツコ・デラックスさんが、まず思い浮かんでしまいます。まだマツコさんから表立った反発はありませんが、不快に感じていないわけがない。どこかの番組で石原さんについて言及する可能性は大いにあります」
加えて「そうなると、むしろ石原さんが心配になってくる」と語る記者だが、なぜ、言い出した側の石原氏が心配なのか。
「騒動がワイドショーなどで取り上げられ、石原さんが袋叩きのような状態になったりすると、気に病んでいよいよ体調を崩してしまいかねません。最近の石原さんはめっきり打たれ弱くなってますからね。豊洲問題で批判を浴びていた時も『オレは死ぬかもしれない』と弱気を周囲に漏らしていたぐらいです」
みずからの発言で、またも危機に立たされた石原氏。自業自得とはいえ、今後の展開が気がかりではある。
(白川健一)