昨季は3年連続のV逸のみならず、11年ぶりとなるBクラスの憂き目にあった“球界の盟主”巨人。今季の巻き返しは至上命題だが、キャンプイン直前になっても展望が見えてこない。そればかりか、監督とフロントの間に確執が生まれているようなのである。年明けに高橋由伸監督の本音を耳にした、球界関係者が明かす。
「由伸が信頼する関係者と話しこんでいる席でした。途中、話題が球団のことになると、『球団の考えと自分の考えは違う。自分は球団の外側にいる』と吐き捨てるのが聞こえてきたんです」
現場責任者の痛烈な球団批判に聞こえる。
「球団は由伸監督の指導力を評価しておらず、おそらく今季、優勝という結果を残さない限り、監督続行の目はありません。当然ながら監督も就任経緯もあって、フロントに対してはハラに一物あるということでしょう」(巨人番記者)
球団は表向きチーム改革に着手して由伸監督をバックアップしているかのようだが、実際のところは指揮官の意に沿わず、埋めがたい溝を生んでいるのだろうか──。その詳細は、1月23日発売の週刊アサヒ芸能2月1日号がレポートしている。チーム内に目を向けても、キャンプイン目前だというのにほころびばかりの“ダメ巨人”の行方は、はたして──。