信憑性は低かったが、当人たちの否定がなかっただけに事実と信じ込んでいた人も意外に多かったようだ。
1月31日放送のバラエティ番組「マツコ&有吉 かりそめ天国」(テレビ朝日系)で、有吉が、長く噂されていた木村拓哉との“あの噂”について言及した。番組では週刊誌報道についての話題になった際、有吉は「オレ、それこそ『木村拓哉にぶん殴られた』って、昔から(週刊誌に)書いてあるけどね。『あだ名付けた時にぶん殴られた』みたいな」と、木村にあだ名をつけたことが原因で木村に舞台裏で殴られていたというふうに過去に週刊誌で報じられていたことを説明。
そのうえで有吉はこの報道について「そんなわけねぇだろ! どんな修羅場なんだよ!? どんな現場? あだ名つけてぶん殴られるって…。どんな暴走族なの?」と、報道内容をあざ笑うかのように噂を完全否定した。実際、ネット上でのこの有吉についての反応は、「この噂知ってるけど、やっぱりウソだったんだ」「全然否定しないから本当だと思ってた」「キムタクならあり得るかもだしな」などといった声が見られているように、噂は事実だと思い込んでいた人が多かったようだ。
「この報道は2010年に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)に出演した有吉が木村に『月9バカ』というあだ名をつけたことについて報じた記事です。当時、有吉は有名人に絶妙なあだ名をつけることで再ブレイクしかかっていたころ。記事によれば、このスマスマ収録後に、自分につけられたあだ名に憤慨した木村が楽屋裏で有吉をブン殴ったということになっていた。中にはそこからさらに話が大げさに盛られ、木村から手のひらを出すように言われた有吉が手のひらを出すと、木村は吸っていたタバコの煙を吐いて、灰を有吉の手のひらに落としたというネットニュースまで出る始末でした。有吉としてはここまでバカげた内容は否定するまでもないということだったのかもしれません。ですが、あまりに長い間言われ続けていたこともあって、たまたま番組のテーマが一連の噂を否定するのにふさわしいものだったため、今回ついに否定に踏みきったということでしょう」(エンタメ誌ライター)
ぜひとも木村サイドにもこの件について話を聞いてみたいところだ。
(本多ヒロシ)