日本中が羽生結弦らのフィギュアスケートに夢中だったから──!?そんな言い訳もできないほど、客席はスッカラカン。2月17日に公開された行定勲監督で、岡崎京子のコミック原作を実写化した二階堂ふみ主演の映画「リバーズ・エッジ」が目も当てられないほどの大コケとなってしまった。
「R15指定ということもあり上映館数は108館。それだけに何億円も稼ぐ大ヒットは期待されていなかったはずですが、二階堂の脱ぎっぷりやきわどい情欲シーンも週刊誌などでは話題になっていましたし、それからすれば悲惨すぎる興行となりました。公開初日の17日は昼間に平昌五輪で羽生結弦の滑りがありましたから、全国の映画館で出足が鈍く、普段の土曜日の7~8割だったと言います。そうしたハンデもありましたが、午後~夜にかけて大ヒット中の『グレイテスト・ショーマン』や『今夜、ロマンス劇場で』は客足を伸ばしました。ところが“リバーズ”はまったく客が入らず、初日で貸切状態だとツイートする声もあったほど。翌日の日曜日を合わせても余裕でベスト10圏外。このままでは打ち切りまでに1億円にも到達しないでしょう」(CD&DVD専門誌記者)
岡崎京子原作といえば、沢尻エリカ主演で映画化された「ヘルター・スケルター」が、公開直後こそ鈍かったものの、その後口コミで客を増やし、最終的には20億円を超える大ヒットを記録した。二階堂のリバーズにも、同じことが起こる可能性はないのだろうか?
「厳しいでしょう。ネット上では『沢尻と二階堂のバストトップの差』ともヤユされています。確かに『ヘルター──』は公開後に沢尻の一糸まとわぬ姿の美しさと形のいいバスト、そして絶妙にピンク色でほどよい大きさの“輪っか”も話題となり、男性はもとより“キレイなもの好き”の女子がどんどん観に行きました。それに比べ、二階堂は過去にも脱いでいますし、残念ながらバストトップは男も女もあまり憧れない、バストのサイズに比べてトップの輪っかが小さすぎるあのタイプですよ。もちろん、それが敗因というのは極論ですが、観客が女優に魅力を感じていないかもしれないという推測は当たらずも遠からずと言えそうです」(週刊誌記者)
それでも、最近では珍しい体当たり演技も辞さない二階堂。ここまでコケれば“なかったことになる”のが芸能界。次なるステップを期待したいところだ。
(塚田ちひろ)