芸能

入江慎也「とりあえず始めた掃除から起業へ」

●ゲスト:入江慎也(いりえ・しんや) 1977年、東京都生まれ。1997年、高校の同級生だった矢部太郎とお笑いコンビ「カラテカ」結成。コミュニケーション能力の高さや人脈の広さを売りに「コンパ王」「友達5000人芸人」としても活躍。2019年、いわゆる「闇営業問題」で吉本興業との契約を解消。2020年、「株式会社ピカピカ」設立、同社の代表取締役を務める。現在は東京本店の他に大阪、千葉、神奈川、名古屋、埼玉、奈良、滋賀などの10店舗に拡大。著書「信用」(新潮社)発売中。

 2019年、いわゆる「闇営業問題」で芸能界から姿を消した元カラテカの入江慎也。その後「株式会社ピカピカ」を立ち上げ、現在は清掃業に従事する日々だ。そんな彼がこの4年間を著書「信用」にまとめた。久々の再会を喜ぶ天才テリーが、あの騒動から再起までを聞き出した。

テリー その服にたくさん付いてるのは何?

入江 「株式会社ピカピカ」(入江が立ち上げた清掃会社)を応援していただいてる企業さんのロゴです。

テリー ああ。F1の車体に貼ってあるステッカーみたいな。

入江 そうです、そうです。今は12社ですけど、たぶん25社ぐらいまで入ると思います。

テリー すごい! 偉いなぁ。芸能生活とは違う形で、また入江さんがこういう場に戻ってきてくれて、俺は本当にうれしいですよ。

入江 すみません、ありがとうございます。

テリー しかも今、「ピカピカ」は全国に7店舗?

入江 もう10店舗になりました。

テリー ええっ、10店舗!? そのトップが入江さんなんでしょう?

入江 いや、トップというかフランチャイズなので。僕は東京本社でやらせていただいてます。

テリー あ、そうなんだ。それにしても清掃業を始めるなんて意外だったな。

入江 あの闇営業騒動から2カ月ぐらい経った頃、何もやることがなくて、とりあえず家の掃除と断捨離を始めたんですね。その時にふと「掃除っていいかも」と思ったんです。「今、掃除がビジネスチャンス」みたいな記事を読んだ影響もあって。ちょうど「今後のために何か手に職をつけたい」と思っていたので、「掃除の技術を身につければ、最悪1人でも食べていけるかな」と思ったんです。

テリー ということは最初から会社にしようと思ってたんだ?

入江 そうですね。その記事に「初期投資もそんなにかからない」と書いてあったので、最初から独立するつもりで「おそうじ本舗」さんというところに面接に行って、アルバイトをさせてもらうことにしました。今、考えると失礼な話なんですけど。

テリー 入江さんを見て驚いてなかった?

入江 メチャメチャ驚いてました。「入江って、あの入江さんなんですね」って。

テリー アハハ、そうだよね。でも、俺が偉いと思うのは、その時ってまだ面接に行くのだって、すごく勇気がいることだったと思うのね。外に出ればマスコミだって待ってるかもしれないし。

入江 そうですね。当時は喫茶店で友達と話したことがネットニュースになったりしてたので。

テリー ええっ、ということは記者が喫茶店で張ってたんだ?

入江 たぶん、後ろの席に座ってたんだと思います。その時は友達と「今このブランドが流行ってる」みたいな服の話をしてたら「入江がアパレルを始めようとしてる」みたいな記事になって。そんなつもり全然なかったんですけど。

テリー いい加減だな。

入江 でも、自分が起こしてしまったことだから仕方ないなと。清掃を頑張ろうと切り替えましたね。

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