3月4日放送の「情熱大陸」(TBS系)では、フィギュアスケートの宮原知子選手や本田真凜選手のコーチである濱田美栄氏が取り上げられた。選手を指導し、支える濱田コーチの素顔に対して、スケートファンから驚きの声が上がっているという。
「濱田コーチはにこやかで、少しおっとりと感じられるしゃべり方、という印象がありましたし、やさしい雰囲気を漂わせるイメージを持つ視聴者も多かったと思います。しかし、リンクで生徒たちを怒鳴りつける様子や、習っている子どもたちのほとんどが『先生は怖いと思う』と手を挙げる場面には驚きました。もちろん五輪選手を育成する指導者ですから、練習が厳しいのは当然です。しかし“練習の虫”である宮原選手にさえ、次々と怒声が飛ぶんです。宮原選手クラスなら、ある程度自主性に任せて適宜アドバイスを送る、羽生結弦選手のコーチであるブライアン・オーサーのような指導をイメージしていたので、ビックリしました」(女性誌記者)
そんな濱田コーチのもとで、人一倍練習を積んできたからこそ、宮原選手の力が培われたのだ。
「濱田コーチも、素直にコーチの言うことを聞ける子が伸びると答えていました。自分の意見を言うのはある程度以上の力をつけてから。それまでは『違う』と思っても、素直に従うことは大事なことなのだ、というのが、濱田コーチの考え方なんです」(前出・女性誌記者)
宮原選手も、別の取材でコーチの言うことには素直に耳を傾けると言っている。まさに濱田コーチの理想の生徒でもあるわけだ。
そこへ行くと、10月のGPカナダ大会で、厳しく指導する濱田コーチを激怒させ「私は近所のおばちゃんじゃなくてコーチなので」と言わせてしまった本田真凜選手の我の強さも相当なものなのかもしれない。
(芝公子)