芸人の加藤浩次が相方・山本圭壱のテレビ復帰について厳しい見方を示した。未成年者女性とのトラブルを理由に10年ほど干されていた山本は、2016年に吉本復帰を果たし、最近は舞台やネットを中心に活動。加藤とのコンビ「極楽とんぼ」としてもライブを行うほか、ラジオ番組「極楽とんぼ オレたちちょこっとやってまーす!」(MBS)にレギュラー出演中だ。その3月17日放送回で加藤は山本について「正直な話テレビには出れない」と断言したという。
「その理由について加藤は『だってスポンサーがいるから。そこにお前が出てしまうとクレームも来る』と説明しました。山本が復帰直後に古巣の『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)に復帰した時には、大手食品会社が番組スポンサー契約を解除したこともありました。その当時、加藤がメインMCを務める『スッキリ』を放送する日本テレビでは、編成局長が定例記者会見で『山本さんの出演に関しては検討もしていない』と断言していました。やはり世間的には山本の行状は許されていないということなのでしょう」(芸能ライター)
山本には気の毒というか当然というか、やはりテレビ業界ではスポンサーの意向が大きく働くのは明らかなようだ。そんな業界事情ゆえに、山本とは逆に“テレビ復帰”が大きく期待されるタレントもいるというのだ。
「元SMAPの『新しい地図』こと稲垣吾郎、香取慎吾、草なぎ剛の3人です。彼らはジャニーズ退所後にも順調にテレビCMの仕事が入っており、草なぎは3月18日にお茶の新CM発表会にも出席。公の場に堂々と姿を現しました。しかも同発表会の様子は各スポーツ紙でも写真入りで報じられています。これまでスポーツ紙ではジャニーズ事務所に忖度して新しい地図組の報道写真は掲載しないとも言われていましたが、さすがに大スポンサーの発表会を無視することはできない。このような流れが続けばいずれ、彼らがドラマやバラエティに出演するようになる可能性は大でしょう」(前出・芸能ライター)
草なぎらのテレビ復帰は多くの視聴者から大歓迎されるはず。スポンサーと視聴者の意向を相手にテレビ局はどう出るのか。3人の去就にますます注目が高まるはずだ。
(白根麻子)