日本代表MF本田圭佑もプレイするメキシコリーグにとてつもない“爆速の怪物”が出現したと大きな話題を呼んでいる。
ルイス・アドビンクラ(28歳)。かつてドイツのホッフェンハイムやポルトガルのヴィトーリアなどを渡り歩いたこのペルー代表プレイヤーは、今季より名門ティグレスから昇格組のロボスへと加入すると、圧巻のフィジカルで違いをもたらし、すぐさま主力選手として定着。メキシコ後期リーグ11節のチバス・グアダラハラ戦では、何と68.5mの距離を6.82秒で駆け抜ける“異次元スプリント”を見せつけてしまったのだ。
「アドビンクラ本人が自身のSNSに掲載した動画には、前方を颯爽と駆け抜けるドリブラーにはるか後方からあり得ないペースで追いついてしまう驚異的な同選手の姿が確認できます。母国ペルーのメディア『RPP』も『統計上、アドビンクラがサッカー界で最速のプレイヤーとなった』と大々的に報じ、レアル・マドリードのスピードスター、ガレス・ベイルがかつて叩き出した時速35.7キロをゆうに超える時速36.15キロを記録したと興奮気味に伝えています」(スポーツライター)
われわれ一般人にはおおよそ想像しづらい「時速36.15キロ」というレコードだが、男子100m走の現日本記録保持者である桐生祥秀が2017年に9秒98を達成した際の時速が36.1キロ。フットボーラーのアドビンクラは日本の陸上メダリストをも上回る結果を残したことになるとすれば、イメージしやすいだろうか。
ペルー代表は2018年ロシアW杯の熾烈な南米予選を勝ち抜き、6月14日に開幕する本大会への出場権も確保。アドビンクラによる怪物級のスピードが大いに発揮されることを期待したい。
(ジェイコヴ)