サッカー男子日本代表の西野朗監督が5月30日のガーナとの親善試合に向け、ロシアW杯登録メンバーの最終候補となる27名を発表したのは去る5月18日。ところが、その選考基準には「納得できない!」との声が飛び交っている。
“選手とのコミュニケーションに問題があった”との理由で、ロシア行きのチケットを確保していた功労者ヴァヒド・ハリルホジッチ前監督を解任していた日本サッカー協会。今回、発表された27名のメンバーリストに名を連ねたのは、パチューカの本田圭佑やドルトムントの香川真司、シュツットガルトの浅野拓磨、そしてレスターの岡崎慎司など、決して所属クラブが満足するようなパフォーマンスを披露したとは言いがたい面々がメインに。すると、会見での発表直後からネット上では“大荒れ”の展開となってしまっているのだ。
「そもそもハリルホジッチを本大会直前に解任するという“愚行”に走っていたことで、ファンの怒りは頂点に達していましたが、このガーナ戦に向けた最終候補のメンバーリストでさらに協会への絶望感が増したようです。というのも、ベルギーやポルトガル、オランダといった主要リーグで主力として試合に出場し、多くのゴールを挙げていた森岡亮太、中島翔哉、堂安律などの実力者が軒並みメンバー外に。『結局、本田と香川を輝かせたいのね』『はい、忖度JAPANです』『なぜ結果を出してる若手を選ばない…』『浅野が選ばれて、森岡亮太が外れるというミステリー』など、ネット上には不満の声であふれていますよ」(スポーツライター)
西野監督は会見で、「残念ながら選出対象から外れてしまった選手や、正直メンバーに入れたかった選手、外さざるを得なかった選手もいる。しかし、これはあくまでガーナ戦に向けての(暫定的な)メンバー。追加招集も考えられます」とコメントし、今回外された選手にもわずかながら可能性があることを示唆。果たして新生“西野JAPAN”はこの難局をうまく乗り切ることができるだろうか。まずはガーナ代表との一戦に注目したいところだ。
(ジェイコヴ)