大ヒット作「ドクターX」の主演・米倉涼子のギャラは1話につき500万円と言われるが、「数字が取れれば稼げる」はギョーカイの常識だ。民放キー局社員やディレクター、広告代理店マンら複数の証言をもとに春ドラマ注目の美女10人のギャラを一斉調査。カネにまつわる人間ドラマは本編以上におもしろい!?
ざっと女優陣を見渡しただけでその豪華な顔ぶれに心躍る今年の春ドラマ。
1位に輝いたのは4月11日スタートの「正義のセ」(日本テレビ系)で主演を務める吉高由里子(29)。推定ギャラ200万円という高額査定についてテレビ関係者が解説する。
「とにかく『数字を持っている』ということです。昨年放送の『東京タラレバ娘』(日テレ系)でも平均2桁をキープし、その実績が加味された形となりました」
米倉涼子(42)の後を継ぐ「新・視聴率女王」の最右翼と見られる吉高だが、交際が噂される関ジャニ∞・大倉忠義(32)の存在がネックとなるかもしれない。
「もし今後の不安材料があるとしたら結婚問題でしょう。彼女の人気を支えているのは女性層。木村文乃さん(30)のように、相手が一般男性でまったく影響を受けないケースもありますが、もしゴールインということになれば予断を許しません」
と指摘するのはドラマ解説者の木村隆志氏。結婚で「トップ陥落」はあるのか。制作会社関係者があとを引き継ぐ。
「かつてトップクラスのギャラをもらっていた長谷川京子(39)や北川景子(31)でさえ、結婚によりギャラの査定額が大幅に下落している。吉高本人も散財できるのは独身時代だけと自覚しているのか、連日連夜、ハリセンボンの近藤春菜(35)らと飲み歩き1カ月の飲み代が100万円を超えていると言われています」
2位につけたのは「コンフィデンスマンJP」(フジテレビ系)で主役を張る長澤まさみ(30)。
「人気脚本家の古沢良太氏が昨年1月から書きはじめたシナリオは主演の長澤さんへの当て書きに近い仕上がりで、彼女の魅力を引き出しています。第1話からCAに扮してファンの目を楽しませてくれるでしょう」(前出・木村氏)
11年ぶりの「月9主演」となる長澤に寄せられる期待は大きく、局内では「救いの女神」と呼ばれているとも。だが、そんな彼女にも心配のタネが──。
「3月に発売された週刊誌で『長澤が所属事務所から独立する』と報じられましたが、遺恨を残す形で独立してしまうと大手事務所への配慮から局側も起用できず、彼女にとって今回が最後の連ドラ主演になる可能性が高い。そうした意味でも、今作は見逃せません」(前出・テレビ関係者)