何を熱唱しようが自由だが、さすがにタイミングが悪過ぎたのかもしれない。暗雲垂れ込める日本サッカー界に大きく水を差すことになったのは、香川真司による失笑レベルのモノマネ動画だ。
4月9日、日本サッカー協会は2015年より代表チームを指揮してきたヴァヒド・ハリルホジッチ監督の解任とともに、後任として西野朗氏が就任したことを併せて発表した。ロシアW杯まで2カ月という時期での電撃解任には当然ながら多くの賛否が飛び交い、残されたわずかな時間での軌道修正に期待するしかないのが現状である。
「こうした緊迫した状況の中、ハリルホジッチ政権下でなかなか活躍を披露することのできなかった香川が自身のSNSに長渕剛のモノマネ熱唱動画を掲載。現在では件のムービーは削除されているものの、ネット上では《タイミングとか考えないのか?》《まるで他人事やな 笑》《とんでもない悪意の塊か、もしくは超ド天然のどっちかだろう》《ハリルホジッチはどんな気分で長渕の熱唱シーンを見ただろうか》など、時期をわきまえるべきだったとの意見が大多数を占めました」(スポーツライター)
今回のハリルホジッチ解任騒動を巡っては、内部に同監督と対立したグループが存在したとも囁かれており、ヘタな行動は慎むのが賢明といえるだろう。もちろん今回の動画公開に香川本人の悪意があったかどうかは定かでないものの、今はロシアW杯に向けて事態の深刻さを真摯に受け止め、チームとして一致団結する必要がありそうだ。
(ジェイコヴ)