日本サッカー界を揺るがす大きなニュースは海を越えて早くも報じられている。日本代表ヴァヒド・ハリルホジッチ監督の解任騒動に関し、同監督と所縁の深いフランスのメディアがショッキングな疑惑を突き付けた。
フランス国内だけに留まらず、世界のサッカー情報を網羅するメディアである「France Football」は4月9日、「日本のハリルホジッチ監督がロシアW杯まで残り2カ月を切ったこのタイミングでまさかの解任の憂き目に合う」と報じ、日本サッカー協会による正式な会見を前にして、「ハリルホジッチは今や日本の指揮官ではなくなってしまった」と伝えている。
「日本でもまだ正式にアナウンスされていない時点でのフライング報道には驚かされましたが、さらに驚愕モノだったのは、その後に同メディアが唱えた日本の元代表選手たちによる“黒幕説”です。いわく、ハリルホジッチ監督によって代表から干されかけた元代表プレイヤーたちが日本サッカー協会に対し、同監督を解任するよう働きかけたというのです。ネット上では早くもハリルを解任へと追い込んだ犯人探しが一部でスタートしており、現在は代表に選ばれるも、これまで何度かハリルと衝突したと噂された本田圭佑や香川真司、岡崎慎司といった名前が取り沙汰されています。W杯まで2カ月のタイミングでこのような事態となってしまったことは異例の出来事ですし、協会内や身内のゴタゴタが反映されている証拠とも言えるでしょう」(スポーツライター)
2015年より日本代表の舵取りを任され、苦難のアジア最終予選を何とか乗り越えてきたハリルホジッチだが、過去には何度もメディアに向けてその不満を爆発させるなど、人間性・キャラクターも強烈そのもの。選手の中にそれを快く思わない人間がいたのだろうか。
いずれにしても、4年に1度の晴れ舞台まで残り2か月。はたして日本代表はこの難局から、戦う一枚岩へと団結できるのだろうか。今後の展開に注目したい。
(ジェイコヴ)