さまぁ~ずの三村マサカズが、現在多くのメディアで議論される“性的ハラスメント騒動”について言及したものの、さすがに「お前が言うな!」と野次を浴びせられる結果となった。
三村は4月23日にツイッターを更新し、ハラスメント問題について〈触れられないぐらい過熱しています。女性が嫌な思いをしています。でもパワハラが大部分入っている案件な気がします。全てに笑いが入ってない。そこにも問題点が。。。パワハラは、最悪です。。。パセハラにしますか。そろそろ〉と言及。
「女性を苦しめる性的ハラスメントやパワハラの横行を“最悪”と断罪したものの、かつて自身が『さまぁ~ずのご自慢列島ジマング』(フジテレビ系)という冠番組で、当時、同じ事務所所属の“後輩”にあたるタレントの谷澤恵里香の胸を『唐突に揉む』という、まさに“パセハラ”を強行しましたからね。とはいえ、谷澤も本気で嫌がっているようでもなかったので大きな問題にはなりませんでしたが“番組的にウケた”“オイシかった”から良かったという『同調圧力』によって女性が性的弱者のような扱いを受けていること自体が、今なら大問題に発展しかねないシーンでした」(テレビ誌ライター)
問題のシーンは、ネット上にいまだ残っていることもあり、多くの人が目にしているため、三村に対しても、「YouTube見てください。あなたのハラスメントシーンが盛りだくさんです」「ハラスメントおじさんの代表みたいなもんだろ」「さすがに三村がハラスメント語るとかあり得ない」「大江麻理子に謝って」「あなたの共演者が嫌な思いをしています」といった内容の野次が飛んだ。
「三村のツイートがここまでネット上で反感を浴びてしまうのも無理はないでしょう。谷澤の他にも、やはり事務所の後輩の小島瑠璃子や『モヤモヤさまぁ~ず2』(テレビ東京系)で共演した大江麻理子アナら、番組での“お笑い”の名のもとに性的ハラスメントを受けたタレントを挙げればキリがないですからね。『すべてに笑いが入っていないことも問題』などと主張していますが、性的ハラスメントやパワハラでイヤな思いをしている被害者にとって、笑いのある無しは関係ありません。この指摘が共鳴を得るのは難しそうですね」(前出・テレビ誌ライター)
性的ハラスメントの境界線や限度については各番組でも議論され続けており、そこに明確な答えが存在しないのも事実。男女間でのやり取りや言葉の応酬は今後ますますデリケートな問題へと発展していきそうだ。
(木村慎吾)