ご意見番ポジションにはもう飽きた?
4月29日に放送されたラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(JFN系)で、有吉弘行が、体を張ることのなくなった現状を嘆いている。
「GW中の放送ですが、旅行などをしてアクティブに過ごすのではなく、自堕落な生活を送っている人たちが番組のリスナー層としてとらえているようで『(聞いている人は)ダラダラしてるんでしょうね』と毒づきつつ、自身についても『かくいう私も、ぬるま湯に浸かってますよ』と切り出して『びっちりローションを浴びたり、プロレスラーに追いかけ回されたり、熱湯入ったり、海水飲んでビシビシいかないと…』と、司会業が多くなって体を張ったリアクションなどを求められていないことに、芸人としての不甲斐なさを感じているようでした」(エンタメ誌ライター)
いわゆる“上がった”状態を嘆く有吉だが、それ以上に、リアクション芸は、もはや出川哲朗とダチョウ倶楽部による寡占状態にあり、若手ですら簡単には入り込めない域に達していると言えよう。
「有吉は以前、この番組内で『昔は本当にスカイダイビングとかも平気だった。とんねるずさんの番組で、飛びながら“白い雲のように”を歌うってのを3回くらいやらされた。今じゃ考えられない』と振り返ったこともありましたが、もともとは、同じ事務所のダチョウ倶楽部・上島竜兵を慕う、リアクション芸を愛する芸人なんです。そんな上島の背中を見て、仕事観を顧みたくなっているのかもしれません。何しろ、有吉本人が『ぬるいラジオでおしゃべりしてる場合じゃない』とラジオで言っていましたから」(前出・エンタメ誌ライター)
毒舌でのし上がった有吉だが、芸人としての矜持は意外にも“体を張る”ことにあったようだ。