世間を騒がせている日大アメフト部の「危険タックル」問題。負傷した関西学院大学アメフト選手の父親が5月21日に警察に被害届を提出し、タックルした側の日大アメフト部選手本人も22日に記者会見を行う事態に発展しているこの問題では、ふだんアメフトに興味のない著名人も情報番組などで持論を語っている。その中には的外れの意見も散見されるが、一部の発言者に対しては視聴者から「おまいう!(お前が言うな)」とのブーイングが飛んでいるようだ。
お笑い芸人の土田晃之は5月20日に放送された自身のラジオ番組「土田晃之 日曜のへそ」にて同問題に言及。今回の危険タックルを選手に指示したとされる日大アメフト部の内田正人監督について触れ、試合から14日目にして初めて記者の取材に応じたことに対して「いかにも男気があるような会見を開いてたけれども、いや、男気があるならもっと早く出てきてんだろ」と痛烈に批判した。その批判について芸能ライターが、こう指摘する。
「内田監督の対応があまりにも遅すぎたことはわかり切っていること。しかもそれを土田が批判するのは滑稽ですね。それとも土田は自分が犯した交通事故で、7日間もダンマリを決めこんでいたことは忘れたのでしょうか。しかもその交通事故では詳細について『またあとに話したい』と逃げつつ、結局はスルーしていたのですから、これぞまさに『おまいう』でしょう」
土田は2017年10月13日に東京・台場で交通事故を起こしたものの、この件についてみずから口を開いたのは翌週の20日に放送された「バイキング」(フジテレビ系)が初めて。しかも「接触事故があって、だいぶお騒がせさせてしまったみたいで。申し訳ございません」と形ばかりの謝罪は口にしたものの、事故の詳細についてはまったく語らず、「事故の報道の話題聞いて、ボクが一番びっくりしていますから」とまるで他人事のように語っていたのである。
「しかも土田は事故相手との交渉について『今、保険でやってるんですけども』『すごいいっぱいいろんなことがあるんで』などと語ったものの、相手のことを心配するような言葉はゼロ。結局、今に至るまでこの事故については何ら真相は語られていないようですね。そんな態度の土田が他人の行動に『男気がない』と糾弾するなんて悪い冗談とさえ言えるでしょう」(前出・芸能ライター)
もしかしたら「自分も7日間ダンマリだったけど」という意味を込めたブラックジョークだったのだろうか。
(金田麻有)