スポーツ

日大アメフト部に「連盟」が突き付けていた“苛烈な最後通達”の中身とは?

 日本大学アメリカンフットボール部の「悪質タックル事件」は、5月24日が分岐点となったようだ。

「関東学生アメフト連盟は内々に規律委員会を動かしていました。当該の日大選手が会見を開いたのは22日。その前後で規律委員会のスタッフと面談し、関西学院大との試合について詳しく事情を聞いていたんです」(学生スポーツ要人)

 同連盟は24日午後7時、緊急の監督会議を招集し、日大からは内田正人前監督に代わって森琢ヘッドコーチも出席した。ここで、“最後通告”を提示されたのだ。

「会議後、議長を務めた日体大の大山茂監督は穏やかな表情をしていたので、まさか会議でこんな厳しい通告があったとは想像できませんでした」(前出・学生スポーツ要人)

 監督会議で通達されたのは、規律委員会が悪質タックルに関する調査をほぼ終えたこと、そして、「反則は監督とコーチの指示」で認定するというものだった。

 そうなると、日大は秋季リーグ戦はおろか、連盟から除名される可能性もある。しかも、「よほど強力な反証を持って来ない限り、指示があったとする旨は覆らない」とも通達されたそうだ。

「当該選手が規律委員会の呼び出しに応じていたとしても、それだけで連盟が決断するとは思えません。日大選手の多くは寮生活なので、抜け出すことはできないはずなんですが」(体協詰め記者)

 内部協力者もいたということか…。連盟が故意を認定したとすれば、被害届を受け取っている警察も動きやすくなる。すでに内偵を始めている警察も協力者を得ているとの情報も交錯している。

「4期目に入った日大の田中英寿理事長の体制に不満を持つ輩もいないわけではない」(関係者)

 日大は障害教唆の逮捕者を出すだけではなく、分裂の危機にも晒されそうだ。

(スポーツライター・飯山満)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
3
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏
4
ミャンマー震源から1000キロのバンコクで「高層ビル倒壊」どのタワマンが崩れるかは運次第という「長周期地震動」
5
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」