アイドルに対する愛情は時として間違った方向にいってしまう?
乃木坂46の白石麻衣をインターネット上で脅迫した疑いで勝又大希容疑者(25)が逮捕された。勝又容疑者はツイッターで、白石に対し〈殺すのは俺の十八番口癖や居場所教えろ、とっ捕まえて絞めたいので〉などと、15年末から18年5月にかけて少なくとも6回にわたって書き込みをして、脅迫するなどをした疑いが持たれている。
また、他のメンバーの自宅の住所などをツイッターに書き込み、所属事務所に警備を強化させて業務を妨害した疑いもあるということで、おそらくこちらで一発アウトという判定になったのだろう。
「乃木坂の中でも1,2を争う人気メンバーである白石を脅迫した勝又容疑者ですが、ファン界隈の話を聞くと、熱心に白石を応援していたTO(トップオタ)と呼ばれるほどの有名なオタクであったそうです。そのため、その白石に向けられた好意がどのタイミングで殺意にかわってしまったのかは分かりませんが、好きすぎるがゆえに白石に納得のいかないところがあったのかもしれません。デビュー当時だとお金を積めば、1人で何枚も握手券を所有でき、メンバーと長時間会話ができましたが、すっかり人気が出てしまった現在だとお金をいくら出したとしても1人のファンが大量の握手券をゲットすることは事実上不可能。特に多忙な白石の場合は参加する握手会イベントも他のメンバーより少なく調整されていましたし、なかなか交流ができなかったことが暴走につながったのでは?」(アイドル誌ライター)
このように白石のようなアイドルグループの人気メンバーがファンのSNSでの書き込みに苦しめられることは、実は珍しいことではない。
「4月24日放送のバラエティ番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)では、HKT48の指原莉乃が熱狂的ファンから脅迫を受けた実体験を披露しています。指原によれば、バラエティ番組出演が増えるにつれ、アイドルらしからぬ艶ネタ発言が増えたことにその熱狂的なファンはブチ切れ。最終的には『お前、何するかわかんねえからな!このままだったらどうなるかわかんないぞ』と脅迫してきたとのこと。そこで指原はそのファンがどういった人物なのかを知るため、そのファンのツイッターをのぞいてみると、なんとそのファンはツイッターのプロフィール写真に指原の自宅の写真を設定していたというから驚き。そこで指原も身の危険を感じて、警察に相談する運びとなったそうだ。さすがにメンバーの自宅を知っていることがわかると、今までの脅しも一気に現実味を帯びてくるため、遊び半分では済まされない」(前出・アイドル誌ライター)
アイドルの応援活動も一定の距離感を保って遊ぶことが一番だろう。
(石田安竹)