6月29日から中東バーレーンで世界遺産委員会が開かれ、新規登録の審査が行われる。日本からも長崎と熊本、奄美大島などが審査を受ける予定だ。
一方、“お宝”と称されるアイドルの「テレカ」の中にも“世界遺産級”の高額レアカードがあるという。
そんな後世に残したい貴重なテレカを特集しているのが、6月5日に発売された「アサ芸シークレットVol.52」だ。誌面ではテレカ評論家の次元逸世氏が至高の48枚をピックアップしている。
「世界遺産テレカ」に選ばれた中で、新垣結衣、長澤まさみ、石原さとみら並みいる旬女優たちを押しのけて最高値を付けたのは、「東洋紡」制作の吉野公佳のカード。キャンギャル時代の彼女がワンピース姿でポーズを決めているのだが、スカートの裾がめくれ上がり、小麦色の太ももがチラリ。これは現在18万円の値がついているという、まさにお宝カードファン垂涎の一枚だ。
ほかにも価格は控えめながら“歴史を切り拓いた”点が評価されたのが、川村ひかるの「ヤングサンデー」テレカだ。何も衣服をつけていない胸を手で隠すポーズを披露し、世間に衝撃を与えた。
「これはグラビアでよく見られるポーズですが、当時は完脱ぎ直前のタレントがやるものでした。それが川村のようなトップグラドルが人気絶頂時にやったため、世間を驚かせたんです。川村以降、みんな当たり前にやるようになったので彼女はいわばパイオニア。その点も評価したい。価格は2万5000円です」(次元氏)
かとうれいこが「星野麗子」名義だったころに作られたFM大阪制作のテレカは16万円。流通枚数が極端に少なく、この価格になっている。
「このカードはニセモノばかり出回っていて本物を誰も見たことがなかったんです。そのため本物はすでにこの世に存在しない、もしくはそもそも本物がないのではないかと言われていた。偶然、本物をゲットした時のことは忘れられません」(前出・次元氏)
世界遺産テレカには背景にそれなりの物語があるということのようだ。誌面に目を通し、人類が作り出した貴重な文化財に思いを馳せてみてはいかがだろうか。