グラビア誌や漫画誌を中心に、水着メーカーやビールメーカーも盛んに制作したテレカ。今も根強い人気を持ち、収集を続けているコレクターも少なくない。そんなテレカの盤面を最も多く飾ってきたのが、豊かな胸の持ち主であるグラドルたちだ。
「スペースの小さなテレカでも豊かな胸なら絵になりました。また、テレカの全盛期と豊かな胸のブームが重なったことも起用された理由の一つ。いくつもの名カードが生まれ、中にはとんでもないプレミア価格をつけたものもあります」(テレカ評論家)
若い世代は元女子アナを思い出すかもしれないが、90年代で青木裕子といえば、日本人離れしたグラマラスなボディの人気グラドルのことだった。「彼女が表紙になった雑誌は完売する」という伝説を作り上げた彼女のテレカは、4万8000円をつけている。アイドル誌「ボム」が制作したもので、真っ白な水着がまぶしい。全身につけられたキスマークが男心をくすぐる逸品だ。
前かがみになって両腕でバストをはさみ、胸の渓谷を見せて大きさを強調する通称「雛ポーズ」を編み出した雛形あきこも高い人気を誇っている。その雛ポーズをした「ボム」制作のカードは3万6000円。こぼれ落ちそうなバストは値段以上の価値アリ。
「2016年に結婚した優香もプレミアテレカを何枚も生み出しています。『ヤングマガジンアッパーズ』の1枚は、5万8000円。下半身に鋭く切れ込んでいる真っ赤な水着がまぶしいですね。彼女は2000年にグラビアを卒業すると、水着姿を披露したのは数回しかありません。とても貴重なショットです」(前出・テレカ評論家)
今回チョイスした中で1番の高値をつけているのが、かとうれいこ。かとうは1990年に第16代クラリオンガールに選ばれると人気に火がつき、アサヒビールのイメージガールとして活躍。90年代のグラビア界をリードした。
「かとうれいこになる前、『星野麗子』を名乗っていた時代にカー用品メーカーが作ったカードは10万円をつけています」(前出・テレカ評論家)
この他にも小松彩夏、眞鍋かをり、釈由美子、さとう珠緒など、お宝化したグラドルたちのテレカは星の数ほどある。
6月5日発売の「アサ芸シークレットVol.46」では、今では水着姿がお目にかかれないバスト美女たちの“ぷるるんコレクション”を50枚公開。一枚一枚、丹念に見ながら、グラドル全盛のあの頃に戻ってみるのも悪くなさそうだ。