ビートたけしがオフィス北野から独立した一連の動きの中で、たけし本人が「次期社長はつまみ枝豆」と明言していることが話題になっている。5月17日に開催した自身のアパレルブランド発表会で口にしたもので、新社長につまみ枝豆、新専務にダンカンを据えるように指名したと認めたもの。枝豆本人もその後、囲み取材に応じて「いちばん暇なヤツがやれってことでボクになりました」とも答えている。正式な決定までにはまだ間があるが、どうやら社長選任の理由を推測してみると、決してネタというわけではないようなのだ。
「たけし軍団で“殿”のビートたけしを支える“家老”といえば、ガタルカナル・タカであることは周知の事実。しかし、たけしがタカではなく、幼い頃からタカと親しかった枝豆を社長に指名したのは、適性を見たからだというのです。というのも枝豆の実家は伊豆・修善寺で代々続くワサビ農家で、村長も務めてきた家系だとか。そのため政治的なことは得意としているようです」(業界関係者)
加えて枝豆は、たけし軍団構成員の中でも、たけしからの信頼が高いという。
「あの『フライデー襲撃事件』の際、枝豆は主要な軍団メンバーであるにもかかわらず襲撃に参加していませんでした。一説にはたけしを信奉する枝豆を連れて行くと歯止めが利かなくなり、もっと大変な事態になることが危惧されたため、あえて枝豆に襲撃の件を伝わらないようにされたとも。そのため事件の当事者にならずに済んだ枝豆は、たけしの謹慎中に留守部隊としての仕事を存分にこなし、たけしの復帰を待ち続けたことから、高い信頼を得たとされています」(前出・業界関係者)
政治力と忠誠心の両方に長けているという枝豆。その手腕でオフィス北野を盛り立てていけるのか、期待の高まるところだ。
(浦山信一)