筒香嘉智は打率4割と交流戦は絶好調だが、通常シーズンが恋しいようだ。それも、巨人戦が…。
「巨人戦の試合前、必ず見せるのがマギーとの会話なんです。打撃練習を中断して、話しこんでいます。かなり仲が良いと見ていいでしょう」(球界関係者)
筒香、マギーともに「そうかなあ?」とトボケていたが、2人の談笑は一度や二度ではない。DeNAが巨人と試合をする前の儀式みたいになっているのだ。筒香はオフシーズンにウインターリーグに参戦するなど、外国人選手との会話にも全く抵抗がない。「将来のメジャーリーグ挑戦に備え、英会話力を養っているのではないか」と見る向きもあるが、それだけではないようだ。
「巨人選手とも気が合うようですよ。坂本、小林、菅野など侍ジャパンでチームメイトになった連中もいて」(前出・球界関係者)
筒香が4番打者として覚醒する前、旧横浜球団は、当時、同じく巨人も悶々としていた大田泰示との交換トレードを持ち込んだという。大田を育てられなかった巨人からすれば、「あの時、筒香を獲っておけば」の心境だろうが、巨人に来て打てなくなった選手はゴマンといる。マギーや坂本と談笑する程度の関わり方がちょうどいいのかもしれない。
「パ・リーグは先発にも外国人投手が多いので、話し掛ける機会も少なくなっているようです」(ベテラン記者)
英会話力に自信を深めたら、筒香はメジャー挑戦を決心してしまうのでは? ラミレス監督は心配だろうが…。
(スポーツライター・飯山満)