イギリスのフットボール専門雑誌「Four Four Two」が「ロシアW杯で最もブレイクした新星トップ10」と題し、同大会で驚きの活躍を披露した10名のニューヒーローを選出している。
英国きっての人気サッカーマガジンが選んだ映えある1位は、強豪ドイツ代表を相手に決勝ゴールを決めた22歳のメキシコ代表MFイルビング・ロサノで、成長著しい若手アタッカーとしてかねてより高評価を得ていた逸材だ。そして2位に入ったのが何と日本代表の30歳、乾貴士。今大会ではセネガル戦とベルギー戦で美しいゴールを挙げると、本田圭佑のゴールもアシストするなど、圧巻のパフォーマンスでその評価を急上昇させていた。
30歳という年齢での選出はトップ10の中で最高齢となっているものの、同誌は〈タカシ・イヌイはすでに30歳だが、W杯において大きな衝撃を残すのに遅すぎるということはなく、それをイヌイは体現した。ドリブルだけじゃない。クロスやパスの精度もすこぶる高く、ベルギー戦では強烈なシュートでネットを揺らした。何でもできる万能アタッカーだ〉と綴り、その活躍に特大級の評価を与えている。
「乾に対しては日本のネット上でも絶賛の言葉が並んでおり、『そもそも前回のザックジャパンに呼ばれていなかったのが不思議』『ハリルホジッチのままだと乾はいなかった』といった声も。西野朗監督率いる今大会だけでなく、他の監督からも評価されるべきだったとの意見が相次いでいますね」(スポーツライター)
ゴールとアシストで日本の躍進を支え、多くの海外メディアからも賞賛を浴びせられた乾。英誌から頂戴した“遅すぎるということはない”とのフレーズは多くの人間に勇気を与えたことだろう。
(ジェイコヴ)