稲垣吾郎がサプライズで登壇!7月12日に開催された第66回朝日広告賞の贈呈式にて、「広告主参加の部」の最高賞を受賞した芸能事務所CULENを代表し、稲垣が朝日新聞社の社長から賞状とトロフィーを受け取った。
その稲垣は受賞の喜びを1分半ほどのスピーチでコメント。「去年の9月に朝日新聞さんに『新しい地図』の広告を掲載してくださいまして、それが本当の第一歩というか、新しいスタートになりました。その時のことはボクら3人も忘れませんし、応援してくださるNAKAMAの皆様も、あの日のことは一生忘れないと思います」と、朝日新聞に対する感謝の気持ちをアピールした。
受賞の対象となったのは昨年9月22日に朝日新聞朝刊に掲載された、「新しい地図」の全面広告。同広告は新聞のセンター面を見開きで使う“二連版”(全30段)という巨大なもので、その規模も話題となったものだ。そんな朝日広告賞の受賞について、業界関係者がささやく。
「この広告に大きなインパクトがあったことは確かですが、エンタメ関連の広告が同賞をもらうのは異例のこと。『広告主参加の部』ではこれまで東京ガス、宝島社、アップル、ビクター、東京エレクトロン、エルメスといった著名企業ばかりが受賞者に名を連ねており、小規模な芸能事務所のCULENが選ばれたことには、朝日新聞とCULENの蜜月関係が感じられます。その朝日新聞では稲垣、草なぎ剛、香取慎吾によるリレー連載の『地図を広げて』も掲載しており、両者の関係が密接なのは明らか。グループ企業のテレビ朝日でも、子会社のネット放送局『AbemaTV』にて3人が出演する番組『7.2 新しい別の窓』を放送中です」
そうなると気になってくるのが新しい地図の地上波復活だが、テレビ業界には彼らの古巣のジャニーズ事務所が大きな影響力を及ぼしているのは周知の事実。いくら朝日新聞系とはいえ、テレビ朝日が3人を起用することはできるのだろうか。
「テレ朝はジャニーズ関連の番組が少なく、冠番組は『関ジャム 完全燃SHOW』と『中居正広の身になる図書館』、そして6月に第二期がスタートしたジャニーズJr.の『裸の少年』くらいのもの。あとは『サンデーLIVE!!』で東山紀之がメインキャスターを務めていますが、局を代表するような人気番組はありません。むしろテレ朝では、音楽番組『ミュージックステーション』にジャニーズ所属グループが毎週出演していることのほうが大きいはず。ただ、『Mステ』も近年はひとケタ視聴率が続いており、はたしてジャニーズ効果があるかどうかは微妙な状況ですね。それゆえ上層部が決断すれば、いつでもジャニーズ切りに動けるのではないでしょうか」(前出・業界関係者)
稲垣は今回の贈呈式にて「日本中に笑顔と感動とエンターテイメントを送り続けることができるように、ボクら3人これからも頑張っていきたいと思います」との意気込みを口にしていた。その気持ちが地上波番組として実現することを切望しているファンは少なくないはずだ。
(金田麻有)