ロシアW杯でも活躍したサッカー日本代表MF本田圭佑が7月18日、アメリカの俳優ウィル・スミスと共同でベンチャー企業の投資に乗り出すことが報じられ、大きな話題となっている。
新たに設立された投資ファンド「ドリーマーズ・ファンド」は、起業したばかりの新興企業への出資を目的とし、今後の投資機会の模索にはハリウッドスターとして活躍するスミスの強力なコネクションが活用される予定だという。
本田本人も自身のツイッター上でベンチャーファンド設立のネットニュースを引用し、「困難に向かって新しい挑戦をします。アメリカにのみ投資していきます」とツイートすると、「新しいことをしていく姿勢は賞賛されるべき」「スケールがデカすぎて驚かされるばかりです!」「本田圭佑という枠のデカさを感じる」などの声援を頂戴している。
「一方でこのプロジェクトの主役ともされるウィル・スミスもまた本田圭佑と似た性分で、“改革派”“新しいもの好き”といった側面があります。俳優として多くのヒット作に恵まれ、その地位を固めてきましたが、安易な続編映画やシリーズ物で“安パイな大作”に出ることを嫌い、2012年の『メン・イン・ブラック3』を最後に続編作への出演を金輪際やめることを決意したとされています。ハリウッドでは年々オリジナルの脚本や“攻めた原案”が減少し、最近はあらかじめヒットが見込まれるシリーズ作品にしか多くの予算をつぎ込まない傾向にありますが、スミスはその停滞した流れを嫌い、昨年には急成長を遂げるNetflixのオリジナル映画への出演を果たすなど、常に新しい挑戦を模索中。本田ともシンパシーを感じたのかもしれません」(映画ライター)
サッカー先進国とされるヨーロッパのクラブからの誘いを断り、昨夏には誰も想像だにしなかったメキシコの地へ降り立った本田。安全で整備された道よりも、敢えてイバラの道を行く2人のポリシーは、ベンチャーファンド設立という新プロジェクトで密接に繋がることとなったようだ。
本田圭佑とウィル・スミス。“攻めまくる”両者からは1秒たりともが離せそうにない?
(木村慎吾)