今年も数え切れないほどの写真集が発売されているが、上半期の売り上げトップ3はどの作品だったのか? 多くの写真集を取り扱う都内有数の大型書店「書泉ブックタワー」(東京・秋葉原)の担当者に聞いてみると…。
書泉ブックタワー写真集売り場担当者が教えてくれた上半期の店頭売り上げBEST3(イベントでの売り上げ冊数を除く)によると、第3位は「飯豊まりえファースト写真集 NO GAZPACHO」(集英社)。10代の頃からファッションモデルとして活動し、現在は「にじいろジーン」(フジテレビ系)のメインMC、「アパマンショップ」のイメージキャラクターとしても活躍している若手タレントの待望の初写真集が入った。
第2位は「西野七瀬1stフォトブック わたしのこと」(集英社)。乃木坂46の中でもひときわ人気が高い彼女が貫禄の2位に。
そして、2018年度上半期で1番売れたのは「大原優乃ファースト写真集 ゆうのだけ」(集英社)。出版業界のグラビア担当者たちが次世代エースとして注目している期待の新人が、並みいる“強豪”を抑えて1位の座に。写真集売り場のスタッフが発売直後から「この本はすごい勢いで売れていますね。もう在庫がなくなりそうです」と目を丸くしていたほど。その後、重版がかかり、今も店頭で購入することができるが、日に日に店内在庫が減っている状況だという。
また、2007年に発売されたタレント写真集が、じわじわと売れ続けている。その作品は「新垣結衣写真集 まっしろ」(小学館)。特に外国人客が購入しているという。さらに、タレント本ではないが、売り場担当者もビックリの売り上げを記録したのが「パンツが大好きだから、大至急パンツを描きたい」(玄光社)。パンツを作画するために作られたパンツ専門のポーズ集で、「妄撮 モーサツ」(講談社/2008年刊)、「SCHOOLGIRL COMPLEX」(イースト・プレス/2010年刊)に続く大ヒット商品となっているそうだ。