作家の乙武洋匡氏が7月29日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)に出演し、LGBTへの失言が波紋を広げる自民党の杉田水脈衆院議員に関して、「憤りを感じる」と立腹している。
月刊誌における「性的少数者は子供を作らないから生産性がない」との指摘が大きな物議を醸している杉田議員だが、乙武氏は同番組内で「政治家の仕事には、生きる上で苦しさや生きづらさを抱える人たちの声に耳を傾けて、それを解消していこうという姿勢が必要」だと主張。愛する人との子供を授かりたいという思いがあるのに、どうしてもそれができない境遇に生まれついてしまった境遇は「決定的な欠落として深い悲しみを抱えている」として、「それに対して“あなたたちは生産性がない”という言葉をかけるというのは本当に許せない」とも言及した。
しかし、“女好き”としての一面がこれまでにも幾度か明かされ、過去にはかなりマユをひそめたくなるような不貞行為も報じられた乙武氏の今回のコメントに、共感を呼ばないという意見も多い。
「自身もハンディキャップを持って生まれ、社会的な弱者の代表として持論を展開させた乙武氏ですが、『私は乙武氏に憤りを感じますが』『この人の言葉は心に響かない』『あなたの“生産性”はすごいと思う』『元奥様も貴方に憤りを感じてますよ』との非難がネット上で殺到し、もはや杉田議員の発言に関する議論を通り越す勢いです。コメンテーターとして頻繁にメディアへ登場している乙武氏ですが、しばらくは何を言ってもかつての不貞行為を引き合いに出されるのがオチなのかもしれませんね」(テレビ誌ライター)
話題が話題だけにどうしても過去スキャンダルの印象とリンクしてしまうようだ。