ロシアW杯に日本代表MFとして出場した本田圭佑が自身のツイッターを英語で更新し、数日以内に新たな所属先のクラブを発表すると宣言したのは、7月31日。メキシコの名門パチューカとの契約を満了し、いくつかのクラブと交渉中と囁かれていた本田は、「サッカーを続けるための新しい目標を定めました。また、次の所属クラブもあと数日で決まるかと思います」との旨を英語でツイートし、凄まじいペースで“いいね”と“リツイート”を獲得した。
「長年にわたりサムライブルーの重鎮としての役割を担ってきた本田ももう32歳で、サッカー選手としては最後の所属クラブを真剣に考え始める時期。これまではオランダにロシア、イタリア、メキシコと誰もが予想だにしないキャリアを歩んできた本田だけに今回も次なる新天地がどこになるのかは未知数でした。オーストラリアのメルボルン・ビクトリーやアメリカの名門クラブが獲得に名乗りを上げていると報じられていました」(スポーツライター)
そんな中、8月2日になって、本田は、報道番組「AbemaPrime」(AbemaTV)に生出演。交渉中の移籍先として噂されているメルボルン・ビクトリーについて聞かれ「Yesです」と語った。さらに「2年後に五輪があるのは個人的に運命を感じている」「常に挑戦者でいたい。ボクなりの挑戦の仕方は世界一を目指す以外にない」
と、東京五輪という新たな目標ができ、現役を続ける決心をしたことを告白したのだ。
現役引退の可能性すらも取り沙汰されていただけに、ファンからは「やったー!信じてたけど、心のどこかですごく不安だったからめちゃくちゃ嬉しいです」「次なる目標、新たな挑戦、楽しみにしてます」「本田さん、現役続けられるのですね。嬉しいです!」との歓声が殺到し、“ケイスケ・ホンダ伝説”の続きを堪能できる喜びに浸っている。
時に賛否両論を巻き起こす威勢の良いビックマウスで話題をさらい、冷ややかなブーイングすらも経験してきた本田だが、最終章になるであろう新たなチャレンジには多くの声援が集まっているようだ。
(ジェイコヴ)