サッカー日本代表の本田圭佑が7月18日、メキシコの名門クラブ「パチューカ」への加入会見に出席した。ここで披露されたユニフォームには苗字の「HONDA」ではなく、「KSK」の文字が記載されている。そもそもそのKSKとは何なのか。スポーツライターが解説する。
「これは本田のマネージメント会社『HONDA ESTILO』が立ち上げたライフスタイルブランドの名称です。名前はもちろん『圭佑』をもじっており、“身に着けることで自分自身を表現する”という意味が込められているとか。本田は今後、あらゆる場面でこの『KSK』を前面に押し出していくでしょうね」
ということは、自らのビジネスをユニフォームでアピールしているのだろうか。ただ本田の場合、あえてこの表記を採用する理由があったという。
「スペイン語で『H』は黙字、すなわち発音しない文字なので、『HONDA』はオンダと読まれてしまいます。本田自身も自己紹介で自ら『Yo soy Honda』(ヨ・ソイ・オンダ)と発音していたので、スペイン語の法則は理解しているのでしょう。ただ世界的スポーツであるサッカーで、国によって呼び方が変わるのは好ましいことではありません。そこで彼は『ケイスケ』と呼んでもらうことを選んだのではないでしょうか」(前出・スポーツライター)
海外のスポーツシーンでは「ジーコ」のように、ニックネームをメインに使うケースも少なくないし、日本にも「イチロー」という格好の前例がある。本田もいずれは「ケイスケ」と呼ばれることを選ぶ可能性もありそうだ。