現役続行となった本田だが、当然のようにビジネス面も並行して強い意欲を見せている。
「クラブの買収は、世界各地で展開している『サッカースクール事業』など、他のサッカービジネスとの相乗効果を狙っているのでしょう。そして今、世界展開を目指している新たなビジネスが、スマホアプリを使った『トレーニングのマッチングサービス』なんです。すでにスポーツ庁の委託事業として国のお墨付きをもらっていて、成功の期待が高まっているんですよ」(サッカー関係者)
本田が世界展開を目指すスマホアプリとは、「レクチャーしてほしい側」と「高い技術を持ったプレーヤー側」を仲介するサービスだというのだが、
「年内のスタートを予定しています。『サッカー少年にハイレベルな技術を教える機会』を作ると同時に『引退した選手の収入源を生み出すシステム』を作るという本田のアイデアです。彼は『サッカー以外のトレーニングもマッチングできるようにする』と明言している」(サッカー関係者)
本田が発行を予定している仮想通貨、通称『本田通貨』でもサービスが利用できるように構想しているというのだ。
なんとも壮大な野望だが、本田の覇権欲は果てしなく、大手スポーツマネジメント会社関係者がさらなる一手をこう明かす。
「最近、本田が『ウチの会社でプロ野球球団を持ちたい』と語っているのを直接聞いた人間が周りに何人かいます。もっとも、どこか既存の球団を買収するわけではなく、本田の会社が親会社としての新チーム『本田球団』の結成を計画しているそうなんです」
現在はタイミングを狙っている状況なのだという。
「彼が参入時期として考えているのは、古田敦也氏らが提唱して話題になっている『16球団拡張』が実現するタイミング。それまでに国内で野球チームを結成して、強豪に育て上げる腹づもりです」(スポーツマネジメント会社関係者)
もちろん現在、16球団制が実現するメドは立っていない。それでも、本田の「球界参入構想」はあの“お騒がせ大富豪”を巻き込んで着々と進んでいるというから驚くばかりだ。
「同じく球界参入の意向を示しているZOZOTOWNの前澤友作社長(42)とも『どうしたらプロ野球チームを持てるのか』と、たびたび話し合いの機会を持っているんです。今後、タッグを組んで『16球団拡張』を訴えていく可能性が高い」(スポーツマネジメント会社関係者)
前澤社長といえば、女優・剛力彩芽との交際をおおっぴらにし、“資産4000億円”と豪語する男だ。