世界選抜総選挙2位の逸材が、バラエティ番組のお約束を知らなかった?8月25日に放送された「24時間テレビ41」(日本テレビ系)に出演したSKE48の須田亜香里が、熱湯風呂をまったく熱がらなかったとして視聴者からの批判を集めている。
この日、同番組内の「しゃべくり007『人生を変えるガチンコ対決007』」に登場した須田は、森三中の大島美幸や鈴木奈々とともに熱湯風呂に挑戦。他の二人が「あちー!あちー!」と絶叫しながら悶絶する中で、須田は適温かのように長湯を決め込んだのである。その様子に視聴者からは「なんなのこの子?」「これじゃ放送事故だよ」といった批判が噴出。しかしそんな須田の行動は、批判も覚悟したうえでのものだったというのだ。アイドル誌のライターが指摘する。
「須田がバラエティのお約束を知らなかったということはありえません。アイドルたちは常日頃から体を張ったバラエティ仕事をさせられており、業界のお約束も当然熟知しています。今回の熱湯風呂も、これが48系のバラエティ番組であればきっちりと完遂していたはず。逆に言えば須田は今回、番組の内容や自分の立ち位置を総合的に判断したうえで、あえて熱がらないという選択をしたに違いありません」
とはいえお笑い芸人の大島はともかく、モデルの鈴木まで熱さに絶叫する中、なぜ須田は熱がるそぶりを見せようとしなかったのだろうか。そこには須田ならではの気配りがあるというのだ。
「もし須田が『ギャー、熱い!』と騒ごうものなら、アイドルを熱湯に入れるとは何事だ、ヤケドでもしたらどう責任を取るのかと、日本テレビに批判が殺到するのは確実。特に須田は6月の世界選抜総選挙で2位になり、8月22日には1st写真集を発売したばかりで、傷やヤケドの跡が残るような企画はご法度です。その一方で日本テレビは48グループとの親和性が高く、放送11年目の『AKBINGO!』では須田もさんざんお世話になっています。それゆえ今回はあえて自分が悪者になることで、『24時間テレビ』や日本テレビに批判の矛先が向くのを防いだのではないでしょうか。頭のいい彼女なら、そこまで考えたうえで行動できるはずです」(前出・アイドル誌ライター)
今の須田なら番組で多少ヘタを打ったくらいで、出番がなくなる恐れもない。そういった計算のもと、バランス感のとれた自己演出だったであれば、総選挙2位の躍進も当然なのかもしれない。
(金田麻有)