松坂大輔が東海地区で放送されているクルマポータルサイト「グーネット」の新CMキャラクターに選ばれた。夏の甲子園大会が終了した翌日の8月22日からオンエアされ、評判も上々だという。
「松坂のテレビCMは中日入団後初めてです。復活が東海地区の野球ファンに感動を与えました。松坂を『平成の怪物』に押し上げた夏の甲子園大会後というのも、グッドタイミングでしたね」(スポーツ紙記者)
そんな松坂に対し、松坂に中日ナインがつけたアダ名は「公務員」だ。球場入りの時間、練習内容、周囲に話し掛けるタイミング、風呂につかるまで、とにかくルーティーンが変わらないのだ。ベテランとして自身の身体の状態がわかっているのだろう。中日ナインはそれに感服しているそうだ。
「松坂が投げる日は今も観客数が落ちません。復活に懐疑的だった一部フロントも球宴以降、見方を変えました。痛めていた背中も回復しつつあります。前半戦で結果を残せなかったら、背中を痛めた後、無理をした形になって、また故障していたかもしれません」(ベテラン記者)
公務員ぶりは、復活という結果による余裕の表れなのかもしれない。
「松坂は芸能界にも顔を利くのか、メシを食う相手も有名人が多いんです。この報告を聞いたフロントは、いずれ、松坂の人脈で有名どころに始球式をやってもらおうとも考えているようです」(前出・ベテラン記者)
だが、松坂の勝ち星は5勝3敗(8月29日現在)。戦力になったかどうかはビミョ~だ。復活ブームは一過性なだけに、終盤戦も“公務員のような”ルーティーンで勝ち続けなければないだろう。
(スポーツライター・飯山満)