欅坂46のセンターを務める平手友梨奈が、右腕に全治1カ月のケガを負っていたことが1月13日に公式ホームページを通じ報告された。欅坂は1月31日、2月1日と日本武道館で公演することが告知されていたため、平手も公演に向け治療に専念していたが、万全のパフォーマンスは困難だと判断され、同日程の公演はアンダーグループの「けやき坂46」の公演に変更して実施されることになった。
「平手がケガを負ったのは上腕三頭筋。腕を伸ばしたり、物を押す際に使う筋肉で、ダンスを踊ることはおろか、握手をする時に腕を伸ばす動作だけでもしんどいはずです。平手は8日と13日に行われた握手会イベントを欠席していましたから、メンタル的な問題かと思っていましたが、そういうことだったんですね」(アイドル誌ライター)
また、ケガをした詳細な経緯について運営側は明かしていないものの、多くのファンはすでにその原因をわかっているようだ。
「昨年大みそかの『NHK紅白歌合戦』での『不協和音』のパフォーマンスですね。欅坂はグループ単独でのパフォーマンスと、総合司会のウッチャンナンチャンの内村光良とのコラボパフォーマンスと計2回『不協和音』を披露していましたが、問題のシーンはグループ単独でのパフォーマンス時の大サビ前の床に倒れ込む演出。平手は今までにないほど勢いよく倒れていましたが、『ゴン』という鈍い音をカメラが拾っていたため、パフォーマンスを見ていたファンはヒヤヒヤしていました。その演出で平手は右腕が最初に床に接触するように倒れていましたから、その時のケガで間違いないでしょう」(前出・アイドル誌ライター)
紅白終了後に、志田愛佳、鈴本美愉とともに、過呼吸のような状態に陥っていたと報じられていた平手。
「1回目のパフォーマンスで右腕を負傷した状態で、また内村とのコラボで、あの激しいサビのダンスを踊っていたのですから、相当辛かったと思います。改めてその場面を見ると、腕を回しながら後ろに下がる振り付けの時は、立っているのもやっとのような状態になっていましたね。平手はこの楽曲について雑誌のインタビューで『命を削る曲』と、身体的にも精神的にも体力を消耗する曲だと説明していますが、それは楽曲の世界観を忠実に平手が全力ダンスで表現しているからこそ。自分に厳しくストイックな平手だからこそのケガだと思いますが、今後は、床に倒れる振り付けの変更も視野に入れることも必要かもしれません」(前出・アイドル誌ライター)
それでも、そのケガを負った時の「不協和音」のパフォーマンスは17年内のベストパフォーマンスとも評されるほど、みごとなものだったことは間違いない。内村とのコラボも含め、最後まで踊り切ったそのプロ意識は大したもの。今はゆっくり治療に専念してほしいものだ。
(石田安竹)