芸能

北海道の被災者も勇気づけた!?綾瀬はるか、「ぎぼむす」右肩上がりの“勝因”

 回を重ねるごとに視聴率が伸びている“ぎぼむす”こと、ドラマ「義母と娘のブルース」(TBS系)。9月11日放送の第9回は、平均視聴率が、前回から1.8ポイント増の17.3%と2週連続で自己最高記録を更新し、18日にいよいよ最終回を迎える。どんな展開で締めくくるのか?熱い視線が注がれているが、ネットでは、「綾瀬はるか史上一番のドラマ」といった意見もある。

 人気の秘密について芸能関係者はこう話す。

「放送開始前は、仕事のできるキャリアウーマン役ということで、綾瀬にそれが務まるのか? といった不安の声もありました。ところが、もともと、あまり感情表現を出さない抑えた演技をする綾瀬にとって、今回の役どころは『意外にハマり役だった』と言えそうですね。加えて周囲のキャスティングもうまくいったんでしょう。夫役の竹野内豊や佐藤健君のゆる~い感じが、これまた綾瀬との良いトライアングルになっています。脚本も良かった。もし10年前だったら、真実味のない内容に映ってしまったかもしれませんが、離婚率が上がり、子連れ同士の再婚も増えている昨今では、かなり現実味を帯びた共感できるテーマとなっている。視聴者にとっても、決して他人事ではないようで共感を呼んだんでしょう。先日、震災に見舞われた北海道でも、ぎぼむすの視聴率が札幌地区平均で20%を超える(20.5%)急に上がったことがニュースになるなど、綾瀬のがんばる姿が、被災された人々をも勇気づけているのかもしれません」

「セカチュウ」で注目され、「ヒモノ女子」に「こじらせ女子」など恋愛音痴な役でブレイクし、NHKの大河ドラマや大河ファンタジー、さらにカズオ・イシグロが原作を書いたシリアスな社会問題を扱ったドラマなどにも挑戦。ここ数年は人妻役もこなし、着実に演技の幅を広げている綾瀬だが、

「今回のドラマでさらにひと皮剥けて、石原さとみや新垣結衣といった好感度女優たちの中でも、頭ひとつ抜けた感がありますね。そろそろ艶っぽい役やヒロインではない、いじわる役などもこなして演技派女優へと脱皮してほしいところです」(前出・芸能関係者)と語る。

 最終回も涙が止まらない内容のはず、と噂される。ますます目が離せない。

(島花鈴)

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