田中要次と作家の羽田圭介氏の新コンビによる「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」(テレビ東京系)の第7弾が9月29日、放送された。太川陽介と蛭子能収氏のコンビは年に3回のペースで、新コンビは昨年4回、今年も4回めを迎えそうなハイペースでバス旅を続けている。だが、新コンビの評価はいっこうに上がってきそうにない。今回の第7弾ではむしろ田中と羽田氏の「深刻な問題点」が浮かび上がったとファンの間で評判になっている。
新コンビの問題点はマドンナの秋本奈緒美によって明らかになった。秋本は道中、みずからバスの路線情報を聞いて回るリーダー気質を発揮。田中と羽田氏を脇役にしてしまったのだ。
「マドンナは本来、旅に華を添えるためのもの。また、旧メンバーの時は蛭子さんとのトークで場を和ませる役割を担っていました。ここまでリーダーとして動くマドンナは秋本が初。田中と羽田氏が映る場面がいつもより少なく、これならいなくてもいいんじゃないかという声が上がっています」(テレビ誌ライター)
さらに秋本はバスの乗客たちと積極的にコミュニケーションを取り、旅情をかきたてる一幕も。これも田中と羽田氏が、ほとんどやってこなかったことだ。
「2人は『情報を聞きに行かない』『ふれあいをしない』『旅を楽しまない』とないないづくしだと言われてきました。ただ、それが目立つことはなかったんですが、今回、秋本によって改めて浮き彫りになった。まるで秋本が番組のレギュラーで2人がゲストのようでしたよ」(前出・テレビ誌ライター)
9月8日には太川と蛭子の旧コンビによる「ローカル鉄道寄り道の旅」が、9月15日には「中山秀征の秘境路線バス 乗客全員ふれあい旅」とバス旅の類似番組が次々と放送されている。バス旅ファンの間では新コンビ解消に向けてのテストとの声も出ている。田中要次と羽田氏の“新たな旅”は今後も続いていくだろうか。