お笑いコンビ・オリエンタルラジオの中田敦彦が10月10日にラジオ番組「オリエンタルラジオ 中田敦彦のオールナイトニッポンPremium」(ニッポン放送)に出演し、自身のオリジナルブランドから販売しているTシャツの好調な売り上げについて言及した。
9月限りで長年にわたってレギュラーを務めてきた情報番組「ヒルナンデス!」(日本テレビ系)を相方の藤森慎吾とともにコンビで卒業し、徐々に地上波テレビ放送における出演回数が減少傾向にあることから、“干されているのでは?”との懸念も渦巻く中田だが、自身がパーソナリティーを務めるラジオ番組を巧みに広告媒体として利用したビジネスが大成功しているようだ。
10月2日に販売をスタートさせたばかりだという「幸福洗脳」との文言がプリントされた1万円のTシャツについて、中田は「前回の放送でリスナーに『1枚も売れてねぇぞ。ふざけんじゃねぇ。ディープなファンだったら買えよ!』『お前ら立ち上がれよ。オレのゴリゴリに恐ろしく高いTシャツを最初に買うヤツになれんだぞ!』ってアオったんです。フタを開けてみたら、めちゃくちゃ売れました」と説明。どうやら、コアなファンへのアオリ文句が順調な売れ行きにつながった様子だ。
また、具体的にどれだけ売れたのか、という点に関しては「正直ぶっちゃけた話、先週1日分のギャラは諸先輩方のギャラの半年分を上回っている。『ごめんなさい先輩!』と。オレは皆さんが半年で稼ぐものを先週だけで稼ぎましたよ。それくらいの大成功です」とも豪語し、干され疑惑を吹き飛ばすほどの“武勇伝級な台所事情”を明かしている。
「ですが、そもそも中田が干されかけているとの懸念が出ているキッカケには、“諸先輩方”の1人である松本人志とのお笑い論をめぐるすれ違いを含む、大御所タレントへの物言いの姿勢であり、今回の“成功自慢”にもネット上からは『こういうところがダメなんじゃないかな』『結局金持ってる方が偉いって考え?』『嫌われ者の部類なら、まだ品川祐のほうがいいんじゃない? 何だかんだで他の芸人にイジってもらってるし』『もはやラジオとTシャツ売って生きるしかない』との非難が殺到しています」(テレビ誌ライター)
単純に“ものすごく売れました”という報告だけでも十分な気もするが、そこを敢えて「諸先輩方のギャラの半年分」などと表現してしまうあたりが良くも悪くも“中田節”といったところか。ここはひとつ、“元祖嫌われ芸人”として名高い品川祐に洗礼としてお灸でも据えてもらう!?
(木村慎吾)