昨年のCM起用社数ランキングで1~10位をほぼ独占したAKB48。今年、その対抗馬としてあげられるのが、紅白歌合戦に初出場したももいろクローバーZだ。アイドル評論家の堀越日出夫氏も推薦する。
「まさに紅白効果が波及するでしょう。『紅白出場』という肩書は企業側が扱いやすくなるし、CM出演本数は増えるのでは」
同じく、昨年CM大量出演効果でブレイクしたのが剛力彩芽(20)だが、そのカラクリをアイドル評論家の北川昌弘氏が解説する。
「剛力の所属事務所オスカーは、露出を増やして知名度を上げる売り方で有名。次は“平成の吉永小百合”と言われている同事務所の若手・宮崎香蓮(19)が、剛力とのバーターでCM大量出演する可能性があります」
テレビより映画で活躍する若手女優の存在も見逃せない。
「『告白』や『桐島、部活やめるってよ』などの話題作で印象的な役を演じた橋本愛(16)は要注目。あとはいいCMに巡り合えば、ブレイク確実です」(前出・堀越氏)
また、若手女優界には「ブレイクの法則」なるものがあるという。
「全国高等学校サッカー選手権のイメージガールに選ばれることです。過去には堀北真希(24)や新垣結衣(24)が名を連ね、昨年は大野いと(17)が抜擢された。彼女も順調に行けばCM露出が増えるのでは」(前出・北川氏)
同じイメージガール経験者の中でも堀越氏が注目するのが、着実にCM本数を増やしている川口春奈(17)だ。
「彼女は、かつての“リハウスガール・宮沢りえ”を想起させます。よけいな説明はいらない、ただ見ているだけで幸せな気持ちになれるという、アイドル本来の魅力を持っているんです」
さらに両氏ともに太鼓判を押すのが、清水くるみ(18)である。
「昨年末に桑田佳祐とドコモのCMで共演したことにより、所属事務所の『“期待の新人”として売っていく』という意気込みを感じました」(前出・北川氏)
さらに、大本命が、自民党の政権復帰で注目を浴びた麻生太郎元総理の“ヒン曲がり口”タレントがブレイク。その最右翼が“新完売女王”こと鈴木ちなみ(23)だ。
「彼女は昨年、表紙が手ブラの写真集『ちなみに…。』を発売したところ、初版がすぐに完売。もともとアヒル口だったが、かっこつけない豪快な話し方から“ヒン曲がり口”タレントとしても注目されています」(雑誌編集者)
時代が、彼女たちを求めているということか。