【6】えッ、井筒和幸監督の映画「パッチギ! LOVE&PEACE」の舞台になったの!?
映画ライターが解説する。
「豊洲に隣接する枝川のコリアンタウンが、ロケ地の一つとなっています。この地は1940年(昭和15年)に当時の東京市が、幻となったオリンピック計画のために江東区に住んでいた在日朝鮮人を集団移住させたと言われています、今でも人気の焼き肉店などが軒を連ねて、にぎわっています」
【7】渋滞の元凶である環状2号線が来月開通。交通事情の変化は?
地元を流すベテランタクシー運転手が言う。
「未開通区間約3.4キロのうち、豊洲市場(江東区)と閉場した築地市場(中央区)をつなぐ区間約2.8キロが、11月4日に暫定開通。豊洲大橋と築地大橋が通行可能になるので、豊洲市場周辺の交通渋滞が解消される見込みです。信号がほぼないことも大きなメリット。開通すれば、新橋から晴海は10分ほどで移動できます。たとえ混んでいても20分で行けるでしょう」
現在、混雑時は40分以上かかるだけに大きな進歩になりそう。
【8】行くなら電車か、それともバスか
豊洲に通い詰めたタウン誌編集者によれば、
「電車よりバスがお勧めです。東京都が通勤や食材の買い出し客向けに都営バス2路線を新設し、本数も最大、毎時4本に増やしたからです。新設バス路線は新橋、東陽町の両駅と豊洲市場間を往復。新橋からバスで行く場合は、銀座口を出て『市01』乗り場へ。乗車時間は約25~40分で、料金はICカード利用で206円です。同乗り場から出ている急行も同じ料金ですし、381円かかるゆりかもめより割安です。ただし、早朝の道路混雑時は避けましょう」
【9】「吉野家」豊洲市場店で裏メニューが復活
1926年(大正15年)に築地で産声を上げた牛丼の「吉野家」だが、築地市場の移転に合わせて閉店。名物だった裏メニューも消滅するかと思いきや、豊洲市場店で復活するという。
「開場初日は提供されませんでしたが、スタッフが仕事に慣れるまで提供を見合わせているだけとのことです。脂身が多い肉を盛りつける『トロダク』や、他店よりタマネギがさらに多い『ネギダク』といった裏メニューは、封印されたわけではありません」(グルメ誌ライター・AYA氏)
【10】市場地下に核シェルターがある!?
都市伝説でささやかれているが、はたして本当か。市場をチェックしてきた関係者によれば、
「あの場所に核シェルターを作るのは無理じゃないの? 地下の深いところまで掘ると、土壌の問題も指摘されたやさきだし、難しいのでは。小池(百合子)さんもそこまで豊洲に思い入れはないでしょう(笑)」
問題山積でも盛り上がる豊洲を知って、存分に活用したい。