みなさん、こんにちは。鉄道の情報をお伝えする「レールクイーン」の小林未来です。乗り鉄として日本各地の観光列車やローカル線を乗りまくってきました。その中からこの冬にオススメの観光列車を紹介したいと思います。ぜひ今冬のお休みで乗りに行ってください。
私がオススメするのは「ベル・モンターニュ・エ・メール」、通称「べるもんた」。日本海側の富山を走る観光列車です。寒い時期だからこそ、日本海を堪能してほしいと思い選びました。
べるもんたは城端線の高岡駅と城端駅を結び「べるもんた城端」と、城端線の新高岡駅と氷見線の氷見駅の間を走る「べるもんた氷見」の2つの運行形態があります。城端ではのどかな田園風景を、氷見では日本海の絶景が車窓に広がります。特に氷見では「日本の渚百選」に選ばれ、女岩や義経岩が並ぶ岩場の海岸が広がる雨晴駅周辺が見どころ。天気がよければ、標高3000メートル級の山々が連なる立山連峰を目にすることもできます。
そして城端、氷見どちらでも楽しめるのが日本海の幸。べるもんたには寿司職人さんが乗車し、目の前でお寿司を握ってくれるんです。素材はどれも富山湾のもの。私が乗った時はぶりや白エビがありました。そして沿線の地酒もいただけます。荒波が寄せる雨晴海岸を見ながらおいしい地酒で喉を潤し、美食に舌鼓をうつ。こんな体験はべるもんたでしかできません。
べるもんたの他にも富山には鉄道ファンを唸らせる列車がいっぱい。富山地方鉄道の「アルプスエキスプレス」や万葉線の「ドラえもんトラム」など今すぐ乗りたい列車ばかりです。
発売中の「アサ芸シークレットVol.55」では、それらの列車を加え、富山の鉄道を味わい尽くす観光ガイドを掲載していますので、冬の旅行の参考にしてほしいな。
【観光列車「ベル・モンターニュ・エ・メール」JR西日本】
高岡-城端(城端線)、新高岡-氷見(城端線・氷見線)を1日1往復。土曜日は城端、日曜日は氷見を運行。 乗車券に座席指定券520円が必要 富山の新鮮な海の幸を使った「ぷち富山鮨セット」(2000円)、沿線の地酒3種が楽しめる「飲み比べセット」(1500円)は事前予約が必要
鉄分たっぷりな小林未来のツイッターは https://twitter.com/mirai_ko