鉄道好きレースクイーンで鉄道系ユーチューバーでもある小林未来です。レールクイーンとして鉄道の魅力を伝える仕事をしています。そんな私がこの春、おすすめする鉄道旅は千葉県を走るいすみ鉄道と小湊鐵道です。
鉄道ファンにとって3月はとても重要な月。JRをはじめ鉄道会社各社がダイヤ改正をするからです。今年はJR東日本の185系列車が「踊り子号」の運用から離れることになり、注目を集めました。185系は国鉄が最後に製造した優等列車車両。またひとつ国鉄を思い出させる車両が去ってしまいました。ところが、いすみ鉄道と小湊鐵道は今も国鉄車両が走っているんです。
いすみ鉄道では国鉄キハ52形とキハ28形が土曜日、日曜日、祝日に急行として運用されています。車体外装はもちろん、車内も当時のほぼそのまま。栓抜きや扇風機も残っています。
小湊鐵道を走っているのはキハ200系。これは国鉄のキハ20形を元にして小湊鐵道用に作られた車両。厳密には国鉄の線路を走っていませんが、国鉄の香りを残す車両です。導入されたのはなんと1961年。見た目はレトロそのもの。乗っているとなぜか懐かしい気持ちになります。
いすみ鉄道はJR外房線の大原駅から上総中野駅を結び、小湊鐵道は上総中野駅からJR内房線の五井駅へとつながります。そう、2つの路線は上総中野駅で乗り換えて続けて乗車することができるんです。
日帰りの小旅行にぴったりの房総鉄道。乗ると昔を思い出すかもしれません。
現在発売中の「アサ芸Secret Vol.69」では、乗車した時の様子を詳細にレポートしています。ぜひ読んでみてください。