12月4日、都内で「坂口杏里の芸能界復帰までの道のり」という、復帰を熱望するド直球なイベントを開催した坂口杏里だが、そこに思わぬ“神の手”が差し伸べられるかもしれない。
「イベント集まったファンは約50人。坂口はサプライズゲストの楽しんごから歌を贈られ感涙し、hitomiの『LOVE 2000』やAKB48の『大声ダイヤモンド』を歌っていましたが、何やらメリハリのないイベントでしたね。ただ、これで芸能界復帰の意思表示ははっきりできた。あとは業界サイドが受け入れるかどうかですが、結論から言うとかなり厳しいのでは」(芸能ジャーナリスト)
イベント前にはマスコミ向けに囲み取材について「『芸能界復帰』という質問以外をした場合は即終了」と注文までつけ、これにネット上では「何様?」などと批判が集まっていた。そんな坂口の姿勢にも問題はあるが、芸能界復帰への最大の壁は、やはり艶系DVDへの出演ということになりそうだ。
「これまで、そうしたジャンルの作品への出演経験者でのちに芸能人として成功したタレントは、飯島愛のみと言っていい。2010年に及川奈央がNHK大河に出演して話題になりましたが、その後は目立った活躍はありません。やはりスポンサーの関係で、テレビ出演は制限されてしまうのが実情なんです」(広告代理店関係者)
しかし、ある芸能関係者は一つの可能性をこう示す。
「もし地上波で再ブレイクの可能性があるとすれば、鍵を握るのは明石家さんまでしょう。これまでも、謹慎や不祥事明けの芸能人を積極的に自分の番組で取り上げ、復帰の手助けをしてきましたからね。坂口の場合、もともと、さんまの番組で“おバカキャラ”としてブレイクしているし、その際に共演した母親の故・坂口良子さんのためにも、ここで大御所が一肌脱ぐというのが“最短プラン”ですよ」
加えて、もう一つの可能性があるという。インターネット放送だ。
「10月末には田代まさしがAbemaTVに出演して、それなりに笑いをとっていましたよ。ネットが普及していない頃であれば、不祥事だらけの田代の“受け皿”はほとんどなかった。しかし、ネットであれば“試しに出演させてダメなら終了”というサイクルが迅速に機能している。そうなると、あとは坂口の“腕次第”なんですが、そこが田代と大きく違う不安要素ですね」(ネット系エンタメライター)
となると、おバカキャラに代わるキャラも欲しいところだが…。
(鈴木謙一)