連続ドラマ「リーガルV~元弁護士・小島遊翔子~」(テレビ朝日系)の第8話が12月6日に放送された。視聴率は13.4%と視聴率低下は止まらず、放送開始から最低の回となってしまった。
同回は、米倉扮する小鳥遊翔子が、弁護士をはく奪される原因となった約1年前の刑事訴訟について、当時弁護した被疑者の罪を軽くするために、今一度、京極法律事務所全員で情報収集に奔走する、という展開だった。また、スペシャルゲストとして、速水もこみちがヒール役で登場。しかし、これに対してネットでは、〈米倉涼子、向井理、菜々緒、もこみちってスタイル良すぎないか ここは超人の集まる世界なのか〉といった、「現実感がなさすぎる!」的な意見も見られた。
ところが、この回は、ついに、米倉お得意の限界ギリギリの肌見せのシーンもあり、これが好評だったのだ。ドラマ関係者が話す。
「今回は、視聴率を取りに行くために、米倉が前回で『ひと肌脱ぐ』と宣言した通りに脱ぎましたね。受刑者(依頼人)の面会に行って、『差し入れよ』と言って、ジャケットを脱ぎ、背中部分がパックリと開いた艶っぽいタンクトップ姿でクルリと一回転して『こうゆうの飢えてたでしょ?』。この演出には《姿もハートも、まったくもっていい女》《シビレたぜ》といった反応がありました。さらに温泉の野天風呂に浸かり、脚をチャプチャプと音を立てて上下させ、胸の上あたりだけでなく生足魅せ。男性視聴者にとっては、待ってましたといった感じだったようです」
ただし、それ以上に、米倉の演技が特に素晴らしい回だったという意見もあったという。
〈今回の米倉と小日向さんとのやりとりは名シーン、(小日向が)表情一つ変えず不敵な親和性で心と真逆の話を持ちかけ、わかっているのに表情も変えずにそれに乗る米倉さんのやり取り〉といったものに代表される意見だが、
「こうなると『リーガルV』も、シリーズ化した方が、むしろ小鳥遊翔子の役柄の良さが引き立っていくのかもしれませんね。全話がたった9回では、米倉を始め、豪華な共演者陣の無駄遣いになってしまっている気がします」(前出・ドラマ関係者)
第8話では、小島遊翔子が元ボスでありかつ弁護士会会長でもある天馬壮一郎(小日向文世)に対して「たった1円の損害賠償」を求める民事訴訟を起こした。小日向側の被告代理人には、海崎(向井理)がみずから買って出た。とうとう、京極法律事務所対Felix & Temma法律事務所との全面対決が最終回では見られそうだ。また、「リーガルV」を放送するテレビ朝日の小川彩佳アナが女刑事役で初女優デビューすることもあり、こちらも、「報道ステーション」から惜しくも別番組への異動にガッカリしていた男性視聴者にとっては、非常に興味をそそる回になるのではないだろうか。
(島花鈴)