ディーン・フジオカの書き下ろした曲が、またもやドラマの主題歌に採用される。来年1月19日スタートの「僕の初恋をキミに捧ぐ」(テレビ朝日系)にて、フジオカが「Maybe Tomorrow」を提供するもの。同曲は1月30日発売のアルバムに収録されるという。
そのフジオカはこれまで、2本のドラマに主題歌を提供。昨年10月期の「今からあなたを脅迫します」(日本テレビ系)と、今年4月期の「モンテ・クリスト伯 -華麗なる復讐-」(フジテレビ系)は、いずれもフジオカ自身の主演ドラマとなっていた。それに対して今回の「僕の初恋~」は、所属事務所アミューズの後輩である野村周平の主演ドラマとなっているのだ。
「いよいよアミューズのゴリ押しが、後輩まで巻き込んできたのかと驚きました。前2作の主題歌はそれぞれオリコン12位、そして6位に入っていたものの、年間を通して見るとビルボードの『イヤーエンドチャートHOT100』ではいずれもランク圏外。コアなファンのみがアーティストのフジオカを支えているのが現状です。しかも来年1月6日放送のフジテレビ開局60周年記念ドラマ『レ・ミゼラブル』ではダブル主演を務めるものの、こちらは単発ドラマだからなのか主題歌には絡んでいません。その状況でアルバムセールスを目的に、後輩の主演ドラマにまで主題歌を押し込む様からは“必死”という言葉を思い浮かべずにはいられません」(芸能記者)
そのフジオカは12月12日に放送された「FNS歌謡祭第2夜」(フジテレビ系)に出演。女性アーティストAmiとのデュエットでポール・マッカートニーの「Wonderful Christmastime」を歌いあげたほか、ドラマ「モンテ・クリスト伯」主題歌の「Echo」もソロで歌唱した。その出演に関しても疑問の声が寄せられているという。
「アーティストとしての活躍で言えば、フジオカが『FNS歌謡祭』のラインアップに入ることに違和感を覚える視聴者も多いはず。ただフジテレビとしては自局のドラマに出演しているフジオカを優先するのは、ある意味当然かもしれません。見方を変えればフジオカは《主題歌アーティスト》とも言えるわけで、ゴリ押しと言われつつもドラマの主題歌を担当し続けることに意味があるんでしょうね」(前出・芸能記者)
この調子だと来年は、「ミュージックステーション ウルトラFES」(テレビ朝日系)にフジオカが出演することになるのかもしれない。
(金田麻有)