優勝の大本命と目された和牛を破って霜降り明星が優勝を果たした昨年の「M-1グランプリ2018」(テレビ朝日系)。大会終了後、とろサーモン・久保田かずのぶと、スーパーマラドーナ・武智が審査員を務めた上沼恵美子を批判して騒動になった。
そのとろサーモンは、2017年の覇者。久保田と村田秀亮は、結成規定15年ギリギリのラストイヤーだったため、正真正銘のラストチャンスだった。さらに、出場回数の最多および敗者復活戦の連続出場記録(10年連続10回)を保持している唯一のコンビでもあった。そして、決勝戦だった12月3日は、村田にとって忘れられない“奇跡”の日だったことはあまり知られていない。
「この日は村田の誕生日だったんです。その日で38歳でした。漫才のセンターマイクは『サンパチマイク』と呼ばれているので、38歳も不思議な縁です」(スポーツ紙の芸能記者)
さらにこの日は、村田にとって天赦日(てんしゃにち)と呼ばれる、年に5~6回しかない開運日だった。これは暦の上で最上の吉日とされており、新スタートをきったり、挑戦したり、宝くじを買うには最良の日と位置づけされている。つまり、昨年のあの日はラストイヤー・誕生日・天赦日の三拍子そろっていたのだ。
「その後の1年は大忙しとなった2人。久保田は最高月収が実に890万円となり、家賃20万円のマンションに引っ越し。村田も同じく家賃を10万円あげて、17万円のところに入居しています。さらに、久保田はGUCCIの高級スーツを2着も買って計80万円。村田は新型ジムニーを購入するなど、M-1覇者だからこそできた買い物をしています」(前出・スポーツ紙芸能記者)
「M-1ジャーナリスト」の肩書をもち、長年にわたって現場取材をし、インターネット動画配信・GYAO!で関連番組を受け持っている陣内智則は、とろサーを長年プッシュしてきた。よもや栄光から1年後、久保田があのような騒動を起こすとは思ってもいなかったに違いない。
(北村ともこ)