12月3日に開催・放送された「第13回M-1グランプリ」(テレビ朝日系)で栄えある優勝を勝ち取ったのは、苦節15年のとろサーモンだった。
「優勝後は、多くの芸人から祝福の声が挙がりました。翌日に生出演した『スッキリ』(日本テレビ系)では、極楽とんぼの加藤浩次から『年末年始忙しくなる。ネタ番組やドッキリにもかかる』と、彼らの多忙ぶりを予想。さらに千鳥のノブはTwitterで『面白い人はいつか必ず売れる』とつぶやいていました。ほかにも、麒麟の川島明やトータルテンボス・大村からも彼らを祝う声が届いています」(芸能ライター)
頂点を極めた2人だが、一夜明けた4日から「めざましテレビ」(フジテレビ系)「スッキリ」(日本テレビ系)「ノンストップ!」(フジテレビ系)「PON!」(日本テレビ系)とフジと日テレを2往復するという猛烈な仕事ぶり。その中で驚くべき姿が見られたそうで……。
「『PON!』の中では、昨夜ともに戦ったカミナリ(結果は9位)や、ハライチ(同11位)の澤部佑といったレギュラー出演者の前で、ファイナルラウンドで笑いをさらったネタを披露していたのですが、ボケの久保田がおそらく一睡もしていなかったのか、途中から目を閉じたまま漫才をし始めたのです。それはもはや寝ているような状態で、いわば“睡眠漫才”のようでした。それでも流ちょうにしゃべっていましたね」(前出・芸能ライター)
さらにこの久保田は、かなりのネガティブ思考のようで…。
「同志に優勝を祝われても、『長いこと仕事してたら分かるでしょ、このフォルムじゃ仕事来ない』と自分のルックスについて自虐発言。さらにようやくつかんだM-1ドリームにも、『この夢はいつかは醒める』と吐き捨てていました。決勝に勝ち上がれなかった澤部は、『せっかく優勝したのに……一番ネガティブ』と笑っていました」
ネガティブを競う「N-1グランプリ」があればおそらく優勝するかもしれない。今後が大いに楽しみだ。
(魚住新司)