これぐらいは許容範囲? いやいや、許せない!? その仕事ぶりに対しての評価は真っ二つに分かれてしまったようだ。
大みそかに放送された「NHK紅白歌合戦」で、紅組司会を初めて務めた広瀬すずの司会ぶりが視聴者の間でかなり話題になった。番組冒頭、赤色の着物姿で登場した広瀬は、前半途中から白黒の水玉などがあしらわれたワンピースに。後半戦からは黒のノースリーブのドレスに変わるなど、複数回の衣装替えの度にネット上からは「可愛い」という声が上がり、盛り上がりを見せていたものだ。
しかし、肝心の進行に関してはミスも目立った。欅坂のパフォーマンスに入る前の曲紹介の際には、すべて言い切る前に楽曲は始まってしまうというアクシデントが…。しかも、そのミスの動揺のせいか欅坂46の曲終わりには「乃木坂46の皆さんでした」と、欅坂を先輩グループの乃木坂46と勘違いして紹介。その他にもセリフを噛んだり、欅坂の時と同様、曲紹介が中途半端になり、そのまま歌に入ってしまう場面が他にも見られたりと、お世辞にもミスが少なかったとは言えなかった。
そのため、一部の視聴者からは「せっかく欅坂が良いパフォーマンスしたんだから、もう少しちゃんとやってくれ」「すずのミスが多すぎて、不快なんだが…」「欅坂を乃木坂って言っちゃうのは一番ダメでしょ」「同じミスを2回するってどうなんだよ」など、その司会ぶりに不満をぶつける声も多数上がってしまっている。
「リハーサルの段階では総合司会の内村光良も広瀬について『全然緊張してない』と、初司会とは思えない安定感を絶賛していましたが、やはり本番となると違いますね。広瀬自身も番組終了後には『楽しかったというのもあるけど、すごく緊張しました。ふだんから緊張するタイプじゃないけど、3階席まで埋め尽くされていたのを見て、緊張して噛んでしまいました。悔しいです』と、珍しく緊張していたと振り返っていました。とはいえ、20歳と史上3番目の若さで紅組司会を務めたわけで、そこまで大きなミスがあったわけでもありませんから十分合格点をあげてもいいんじゃないですかね」(エンタメ誌ライター)
現に「20歳なんだし、許してやれよ」「衣装が可愛いからミスなんて気にならない」「ミスしてるところが逆に初々しくて応援したくなったよ」などといった広瀬への励ましの声も目立っていた。とりあえずは13年の紅白で当時初の紅組司会に選ばれるも、天然な進行ぶりが話題となった綾瀬はるかよりは全然「よくできて」いたことは間違いない。
そして、そんな綾瀬も2度目の司会を担当した15年の紅白では進行ぶりも確かに上達していたこともあって、広瀬にも2度目があるならば、これからの伸びしろに期待したいところだ。
(権田力也)