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ドーピング発言騒動も!露フィギュアスケート界で進行する苛烈「世代交代」

 2018年年末、日本でフィギュアスケート全日本選手権が行われていた頃、ロシアでもロシア選手権が開催されていた。注目は、今季カナダに練習拠点を移したものの、GPシリーズは不調に終わったエフゲニア・メドベージェワ選手がどのような結果を残すか。そして、平昌五輪の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手が大会連覇を果たすかという点だったが、大きな番狂わせが起こった。

「前回は、ザギトワ選手が優勝して快進撃を始めたエポックメイキングな大会でした。今回もザギトワ選手が連覇して、その力を誇示するものと思われていました。ところが、フタを開けて見るとSPで1位だったザギトワ選手が総合では5位という結果に終わったんです。しかも、優勝した1位から3位までの表彰台をジュニアの選手が独占するという、かつてない事態だったのです」(スポーツライター)

 1位のアンナ・シェルバコワ選手は、4回転ルッツジャンプを決めたうえにパーフェクトの演技を見せ、2位のアレクサンドラ・トゥルソワ選手も4回転ルッツを成功させ、4回転トゥループで転倒したものの、それ以外はノーミスの演技を見せた。

「ザギトワ選手は2度の転倒があるなど、ジャンプの調子がよくなかったこともありますが、やはり追いかけられるプレッシャーもあるのでしょう。メドベージェワ選手は、SPのプログラムを変えたこともあってか思うように滑れずSP14位という成績が響いたものの、FS単独では4位の成績を残し、総合7位でした。次々とトップ選手が塗り替えられていくところが、ロシアの女子の恐ろしい点ですね」(前出・スポーツライター)

 ジュニアの選手といえば、去る1月21日に、トップ選手の一人、アナスタシア・シャボトワ選手が、ザギトワ選手を輩出しているモスクワのスポーツクラブで「薬物が服用されている」ことを認めるようなビックリ発言をしたばかり。ロシアで騒動になるとすぐにインスタも削除されたといい、発言の真意は不明だったが、ともあれ、日本女子にとっても脅威とも言える、このジュニアの女子選手たち。これからどうなって行くのか、大いに注目していきたい。

(芝公子)

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