スポーツ

メドベージェワとザギトワのコーチが2人を「サムライ」と称賛した真意!

 今シーズンまで、女子フィギュアスケートシーンにおいて向かうところ敵なしだったロシアのエフゲニア・メドベージェワ選手。だが、五輪前のロシア選手権は足の甲の骨折で欠場し、直前の欧州選手権では新鋭にして同じエテリ・トゥトベリーゼコーチの門下生であるアリーナ・ザギトワ選手に敗退。平昌五輪では再びザギトワ選手に敗れることとなり、「絶対女王」の名をほしいままにしていたメドベージェワ選手にとって、何とも残念な結果になってしまったと言えよう。

「表情をあまり顔に出さないトゥトベリーゼコーチですが、メドベージェワ選手がSPでザギトワ選手の点に届かなかった時には狼狽するような、驚いたような表情を見せていました。そして、フリー後のキス&クライでのトゥトベリーゼコーチの表情は、メドベージェワ選手が勝つだろうと予期していたように見受けられました。長くメドベージェワ選手を指導してきた立場としても、やはり年上のメドベージェワ選手に勝たせたかったのかもしれません」(スポーツライター)

 トゥトベリーゼコーチはロシアのメディアの取材に対して、2人の五輪までの道のりついて「2人はサムライの道を行った」と評している。その上で、「2シーズン勝ち続けてきたメドベージェワがケガと病気のためにガラリと局面が変わってしまった」と語ったのだ。

「もともと黒澤明監督の映画『七人の侍』が広く世界に知れ渡り、“みずからの行動や責任に命をかける”武士道の精神とともに、サムライも広まりました。トゥトベリーゼコーチは、2人がそれほどまでに命をかけて戦ったと称賛したかったのでしょう」(週刊誌記者)

 サムライ・メドベージェワ選手がフリーをノーミスで終えた途端に流した涙は、骨折を乗り越え、まさに命をかけた演技が大喝采を浴びたことへの歓喜、そしてその辛く苦しい戦いが終わったことへの安堵だったのかもしれない。

(芝公子)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    なぜここまで差がついた!? V6・井ノ原快彦がTOKIO・国分太一に下剋上!

    33788

    昨年末のスポーツニュース番組「すぽると!」(フジテレビ系)降板に続いて、朝の情報番組「いっぷく!」(TBS系)も打ち切り決定となったTOKIOの国分太一。今月30日からは同枠で「白熱ライブ ビビット」の総合司会を務めることになり、心機一転再…

    カテゴリー: 芸能|タグ: , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<寒暖差アレルギー>花粉症との違いは?自律神経の乱れが原因

    332686

    風邪でもないのに、くしゃみ、鼻水が出る‥‥それは花粉症ではなく「寒暖差アレルギー」かもしれない。これは約7度以上の気温差が刺激となって引き起こされるアレルギー症状。「アレルギー」の名は付くが、花粉やハウスダスト、食品など特定のアレルゲンが引…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , , |

    医者のはなしがよくわかる“診察室のツボ”<花粉症>効果が出るのは1~2週間後 早めにステロイド点鼻薬を!

    332096

    花粉の季節が近づいてきた。今年のスギ・ヒノキ花粉の飛散量は全国的に要注意レベルとなることが予測されている。「花粉症」は、花粉の飛散が本格的に始まる前に対策を打ち、症状の緩和に努めることがポイントだ。というのも、薬の効果が出始めるまでには一定…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , , |

注目キーワード

人気記事

1
上原浩治の言う通りだった!「佐々木朗希メジャーではダメ」な大荒れ投球と降板後の態度
2
巨人・坂本勇人「2億4000万円申告漏れ」発覚で「もう代役・中山礼都の成長に期待するしかない」
3
フジテレビ第三者委員会の「ヒアリングを拒否」した「中居正広と懇意のタレントU氏」の素性
4
巨人「甲斐拓也にあって大城卓三にないもの」高木豊がズバリ指摘した「投手へのリアクション」
5
3連覇どころかまさかのJ2転落が!ヴィッセル神戸の「目玉補強失敗」悲しい舞台裏