人気バラエティ番組「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)に自民党の石破茂元幹事長が出演、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」が大好きであることを明かしたのは1月24日放送回でのことだった。
石破氏は「宇宙戦艦ヤマトの大ファンというのは本当か?」と質問を受けると、その通りであり、観るといつも同じシーンで泣いてしまうと話した。宇宙戦艦ヤマトの中でも映画「さらば宇宙戦艦ヤマト」は50回は観ているほど好きなのだという。
「鉄道やアイドルが好きでオタク気質の持ち主である石破元幹事長らしい発言です。しかし、『さらば宇宙戦艦ヤマト』が好きと明かしたことで、一部の人たちからどよめきがあがりました」(週刊誌記者)
というのも、「さらば宇宙戦艦ヤマト」は主人公の古代進が敵を倒すためにみずから命を捨てる場面があり、公開された78年当時、特攻や戦争を肯定、美化するとして批判を浴びたからだ。石破氏が特攻や戦争を肯定、美化したわけではないが、そのような作品を好きと公言するのは政治家としてどうかという声まで出ているのだ。
「『さらば宇宙戦艦ヤマト』が批判されたため、テレビ版の『宇宙戦艦ヤマト2』では、ラストが変更されています。もっともこれは登場キャラクターを死なせないことで、続編を作れるようにしたという指摘もあります。いずれにしても古代がみずから死を選ぶシーンはさまざまな反響がありました」(エンタメ誌ライター)
さらに別のツッコミも入ってしまった。石破氏の「50回は観た」という発言に対して、「少ない。50回程度で威張らないでほしい」「たった50回か」という指摘が寄せられたのだ。
「『さらば宇宙戦艦ヤマト』は宇宙戦艦ヤマトシリーズの中でも人気の作品です。好きな人は100回以上観ています。50回でもたいしたものですが、コアなファンからすると少ないということになるのでしょう」(前出・エンタメ誌ライター)
せっかくの宇宙戦艦ヤマト愛がどうやら裏目に出てしまったようだ。