3月3日に放送されたバラエティ番組「ポツンと一軒家」(テレビ朝日系)の視聴率が15.9%だったことがわかった。所ジョージがMCを務める同番組はここ数週間、裏番組の「世界の果てまでイッテQ!」(日本テレビ系)と熾烈な視聴率争いを繰り広げているという。
「『ポツンと一軒家』は、日本各地の人里離れた場所に、ポツンと存在する一軒家で暮らす人を追ったバラエティー。前回2月24日の放送では16.4%の視聴率を獲得し、超人気バラエティ『イッテQ!』の16.3%を始めて上回りました。しかし今回、『イッテQ!』は、イモトアヤコや出川哲朗の人気企画を放送したことで18.8%と高視聴率を記録し、ふたたび大きく引き離しています」(テレビ誌記者)
とはいえ、これまで日曜の民放バラエティは「イッテQ!」の1強状態であったため、その牙城を崩した「ポツンと一軒家」には、今後も期待の声が高まっている。
しかし一部では、この勢いが続かない可能性も心配されているようだ。
「現在、『ポツンと一軒家』の好調は、視聴率が低迷しているNHK大河ドラマ『いだてん』の視聴者が流れてきているという部分も大きい。しかし大河は来年から、長谷川博己が明智光秀を演じる王道路線の『麒麟がくる』を放送するため、再び視聴者を奪われることになるでしょう。さらにテレビのネタになるほどの一軒家は多くなく、そのすべての人が取材に応じてくれるわけではないので、まもなくネタ切れ状態となる可能性が一部で指摘されています。それが重なれば、最悪、番組終了もありうるでしょう」(前出・テレビ誌記者)
高い視聴率を誇る「ポツンと一軒家」だが、あぐらをかいた状態ではいられないようだ。